これだけ、村上春樹さんの新刊が話題になっているので、すこしは村上さんに触れてみよう…
というわけで図書館派のワタクシは、図書館へ出かけてみました。
ズラリと並んだ村上春樹本!
どれにしよっかな~と思いつつ、棚から抜いてみたのは、こちら。
レイモンド・カーヴァー、村上春樹訳の『水と水とが出会うところ/ウルトラマリン』
水瓶座なので、水には妙に惹かれるのですよ~。
で、いつもの癖で、裏表紙から開いて、発行年数を調べようと思ったところ…
裏表紙を開けたところに、じぇじぇ???
これって、村上春樹って、サインじゃないの!
じぇじぇじぇじぇじぇじぇ!!!!
図書館の本にサイン本ってあるんだ!!!!!じぇじぇ…。
大勢でにぎわっている日曜日の図書館、私はこの小さな、いえ大きな発見を誰かに伝えたくてたまりませんでした。
で、いつもは自動貸し出し機で本を借りるのに、
図書館カウンターに顔なじみの司書さんがいたので、すかさずそこに並んで、そっとサインのところを見せました。
「こ、こんなのあるんですね。図書館にサイン本! 村上春樹ですよ!!!」
今から思えば、私があまりにハイテンションだったためか、「そうですね。そんなのありましたか」みたいな対応だったような、
はい、今となっては記憶もおぼろです。
実はひょんなことから一方的に村上春樹さんとは縁を感じていたワタクシなんです。
自宅に帰ってからは、まずはそのサインが村上春樹さんのものかどうかちょっと筆跡を調べてみようとネットで探してみると、
村上の村の書き方に特長があって、これは確かに本物だ!と確信。
図書館でサイン本と出会うなんて!
やっぱり村上春樹さんとは、なにかご縁があるのだ。
繋がっているの…。じぇじぇ。すごいことだ!とますますテンション上昇!
まずはオットに自慢しまくり、で帰宅した高校生ムスメを捕まえてこれコレコレシカジカと、そのサイン部分を見せたところ、
「これって印刷じゃないの?」とばっさり。
えっ、印刷?
はぁぁぁぁ~印刷???
印刷って…。
よくよく見れば、表表紙の開いたところには、レイモンド・カーヴァーさんのサイン(印刷)もありましたとも!
高揚感がとんでもなかっただけに、落ち込みもすざましく。
そばでムスメが「いや~これね~自筆サインに見えんことはないよねぇ、うん、うん。」
トーゼン、なんのフォローにもならず。
しょげるワタクシ、しばらく誰とも、まぁ家族ですが、話す気にもなれませんでした。
村上春樹さんファンにとっては、あのシリーズにサインの印刷があるのは、あたりまえ知識なんでしょうね。ぐすん。
やっぱり私、村上春樹さんと縁があるなんて、どどんと舞いあがった数時間、でした。じぇじぇじぇ。