イエス・キリストは性の不道徳・姦淫、淫行を犯してはならない、という神エホバの教えを有名な山上の垂訓の中で、姦淫・淫行を実際に行う人のみならず、心に情欲を抱く人も姦淫を犯したことになることを教えられました。次のようにマタイの福音書に記されています。
「「あなた方は姦淫を犯してはならい」と言われたのをあなた方は聴きました。しまし、わたし(イエス)はあなた方に言いますが、女を見つづけてこれに情欲を抱く者はみな、すでに心の中でその女と姦淫を犯したのです」(マタイ5:27,28)。
結婚の創始者(家族制度の創始者)である神エホバは、夫婦は一体であるように命じておられます(創世記2:24)。また神エホバはご自分の律法の中で「姦淫を犯してはならない」定め、そのことを一貫して教えて来られました(出エジプト記20:14.申命記5:18)。姦淫・淫行は殺人と同罪であり、死罪の極めて重い罪でした。イエス・キリストは上の聖句に示す通り、十戒の七番目のおきてに注意を向け、姦淫・淫行に繋がるような心の状態・態度を罪に定めておられます。私たちは正しい心を保つ必要があることを教えています。神エホバは「心がどうかを見る方」すから、み言葉・聖書は「あなたの心を守れ」と教えています(サムエル第一16:7.箴言4:23)。
イエスはここで、単にふとした性的な不道徳・姦淫・淫行の考えについてではなく、「女見つづける」ことについて教えています。そのように女性を見つづけると強い性的欲望が募り、機会が訪れるなら、ついには姦淫を犯すことになるかも知れない危険について教えています。特に神エホバの教えを学び、守り行わない人々はそのような危険が増大します。ではそのような危険に陥らないようにするにはどうすればよいうのでしょうか。イエスはどのように思い切った処置がが必要かを次のように教えられました。「そこで、もしあなたの右の目があなたをつまずかせているなら、それをえぐり出して捨て去りなさい。・・・また、あなたの右の手があなたをつまづかせているなら、をれを切り離して捨て去りなさい」(タイ5:29,30)。私たちは、心の中に危険な状態を産み出すような原因を作らないように、きっぱりした処置・断固とした処置が必要なのです。ですから、性的不道徳・姦淫・淫行を誘発しかねない、を絶対に避ける決意が必要があるのです。今は、インターネットで容易に個人がアクセスできる時代にあり、有害な事柄に手を染める事のないように切望致します。
さらに、姦淫・淫行は「肉の業」であり、神の王国を受け継ぐことはない、ということも銘記しておく必要がります(ガラテア5:19~20)。またイエスが教えられた「愚かな人」ではなく「思慮深い人」、つまりみ言葉を学び守り行う人となるようにする必要があります(マタイ7:24~27)。神エホバの規範を学び、守り行わない人々が満ち溢れていますので用心が肝要です。
善良や 杏子小さき 実を結ぶ 今日の一句
姉妹の鉢植えの花「ワックスフラワー」