暑かった夏も、朝晩は秋の気配を感じるようになりました。こちらも昨夜から断続的に強い雨が降り、少し涼しい日になっています。早くも9月に入りましたが、気温の変動も激しく、道の駅への夏野菜の出荷も少ないようです。皆様方のお住いの地方は如何でしょうか。
今日は8月下旬に詠んだ俳句を紹介致します。
浴衣着て 躍りし時代 遠くなり
コスモスの 色彩変化 神の業
拘置所に 車の入りし 残暑かな
愛らしや ウキツリボクの 並び咲く
刈草の 蒸しかえる香の 柿畑
サルビアや 燃える想いの 湧き上がる
柚の香の 爽やかなりや ちらし寿司
台風の 轟音凄まじ 夜半かな
台風の 打ちたたく音 ニュース見る
愛情に 応えて咲きし クレマチス
ときめきの 色彩放つ コスモスよ
ヒマワリや 笑顔で並び 空青し
見るほどに 可憐なりけり 夏ツバキ
焼きナスの とろける甘さ 夕餉かな
満面の 笑顔のごとし ヒマワリよ
夕立の 上りし東 虹かかる
下向くも 気品溢れし アブチロン
凶悪な ニュース流れし 残暑かな
夏冷えに 布団引き出す 夜半かな
チロロ鳴く 夜の静かや 床につく
赤色の トレニア可愛 写真見る
庭の蝶 羽根傷つきて 哀れかな
夏草の 茂りし畑 鎌入れる
身をかがめ 青のトレニア 見入る朝
台風に 倒されなおも 咲きしバラ
並び咲く イチゴミルクは 愛語る
新潟の写真家の提供「ウキツリボク」
新潟の写真家の提供「アブチロン」
庭に咲いている「トレニア」
台風に倒れた後も咲いた「バラ」
庭に咲いている「イチゴミルク」