詩編45編はメシアなる王イエス・キリストについて預言的に述べられていました。既に成就したものとこれから成就する内用まで記され、エホバ神の目的を理解し、これから神の王国が行う事柄に希望を託すことができる言葉となっていました。今日紹介する詩編46編は、苦難の時に容易に見いだせる助け、それはエホバ神は避難所、力である、ということばで始まっています(詩編46:1)。エホバ神は最終的にこの地上から人間による戦いを一掃する、喜ばしい約束も記されています(詩編46:9.啓示21:4)。み言葉を読み、内容を黙想しご自身の生活に適用される方々は幸いです(詩編1:2,3)。
詩編46編には次のように記されています。
指揮者へ。コラの子たちによる、
”乙女ら”に合わせて。歌。
「神はわたしたちのための避難所、力であり、
苦難のときに容易に見いだされる助けである。
2 それゆえに、わたしたちは恐れない。
たとえ地が変わろうとも、
山々がよろめいて広大な海の
真ん中に移ろうとも。
3 たとえその水が騒ぎ立ち、
泡だってこぼれようとも、
山々がそのどよめきに
激動しょうとも。
4 川があり、その流れは神の都を、
至高者の最も聖なる壮大な
幕屋を歓ばせる。
5 神はその都の中におられる。
それはよろめかされることがない。
神は朝の訪れのときに
それを助けられる。
6 諸国の民は騒ぎ立ち、もろもろの王国は
よろめいた。
神は声を響き渡らせ、
地は溶けていった。
7 万軍のエホバはわたしたちと共におられる。
ヤコブの神はわたしたちのための
堅固な高台である。
8 あなた方は来て、エホバの働きを見よ。
神が驚くべき出来事を
地に置かれたのを。
9 神は地の果てに至るまで戦いを
やめさせておられる。
神は弓を折り、槍を断ち切り、
もろもろの車(戦車)を火で焼かれる。
10 「あなた方は断念せよ。わたしが神(エホバ)で
あることを知れ。
わたしは諸国民の中で高められ、
地で高められる」。
11 万軍のエホバはわたしたちと共におられる。
ヤコブの神はわたしたちのための
堅固な高台である(詩編46:1~11)。
上の聖句の詩編46編1節~3節に記されている言葉からわたし達は何を学ぶことができるでしょうか。現在私たちは「対処しにくい危機の時代」に生活していますので(テモテ第二3:1~5)、様々な災いや試練に遭います。そうであっても、私たちはエホバ神に依り頼み、「神(エホバ)はわたしたちのための避難所であり、力である」というゆるぎない確信を抱かなければならないのです。詩編作者は堅い信仰に立ち、「万軍のエホバはわたしたちと共におられる。・・・堅固な高台である」と書き記しています。ですから、エホバ神はわたしたちに、公正を行ない、親切を愛し、慎みをもって「あなたの神と共に歩め」と促しています(ミカ6:8)。そうすれば、試練に直面しても、エホバ神が避難所になってくださり、力を用い保護をしてくださるのです。あなたもエホバ神を避難所とされる方のお一人であれば幸いです。
金木犀 散し庭掃く 朝の庭 今日の一句
菊の愛好家の鉢植えの「菊」