詩編46編には、「神はわたしたちのための避難所、力であり、苦難のときに容易に見いだされる助けである」と記されていました(詩編46:1)。私たちは対処しにくい危機の時代に生活していますので、様々な試練に直面しますが、エホバ神に依り頼み、エホバ神を避難所とされる方々は幸いです(テモテ第二3:1~5.箴言3:5,6)。今日紹介する詩編47編には、神エホバは全地の王であり、調べを奏で、思慮深く行動せよ、と記されています(詩編47:7)。イエスも有名な山上の垂訓の中の締めくくりのことばの中で、み言葉を聞いて学び、それを守り行う「思慮深い人」となるように励まされました(マタイ7:24,25)。私たちは思慮深く知恵と識別力を働かせ行動したいものです(箴言3:13~18)。
詩編47編1節から9節には次のように記されています。
指揮者へ。コラの子たちによる。調べ。
「すべての民よ、あなた方は手をたたけ。
歓呼の声をもって神に勝利の
叫びを上げよ。
2 至高者なるエホバは畏怖の念を起こさせる方、
全地を治める大いなる王だからである。
3 神はもろもろの民をわたしたちの下に、
国たみはわたしたちの
足下に従えられる。
4 神はわたしたちのために相続物を選ばれる。
ご自分の愛したヤコブの誇りを。
5 神は喜びの叫びと共に、
エホバは角笛の音と共に上げられた。
6 神(エホバ)に調べを奏でよ。調べを奏でよ。
彼らの王に調べを奏でよ。
調べを奏でよ。
7 神は全地の王だからである。
調べを奏で、思慮深く行動せよ。
8 神は諸国民を治める王となられた。
神自らその聖なる王座につかれた。
9 もろもろの民の高貴な者たちが、
アブラハムの神の民と共に寄り集まった。
地の盾は神に属するからだ。
その上り行かれるところは非常に高い」(詩編47:1~9)。
上記の聖句の詩編47編2節には、「至高者は畏怖の念を起こさせるか方」と記され、それは「全地を治める大いなる王だからである」と記されています。エホバ神は畏怖の念を起こさせる方であるのは、この広大な宇宙とその中に、わたしたち人間が住めるように地球を創造された方でもあるからです(創世記1:1.イザヤ45:18.啓示4:11)。また、神エホバはこの美しい地球にわたしたち人間を畏怖の念を抱くまでにくすしく「神の像(かたち)」に創造して下さいました(詩編139:14~16.創世記1:26,27)。ですから、偉大な創造者エホバ神を若い成年の日に覚え、エホバ神に近づく方には、エホバ神が近づき祝福を与えてくださるのです(伝道の書12:1.ヤコブ4:8)。
エホバ神は「全地を治める王」と記されていますが、詩編83編18節には、「それは、人々が、その名をエホバというあなたが、ただあなただけが全地を治める至高者であることを知るためです」と記されています。エホバという神のお名前が極めて重要であることもご理解くだされば幸いです。私たちがエホバ神に「調べを奏で。思慮深く行動せよ」と促されているのは、エホバ神は「全地の王」、すなわち「全地を治める至高者」だからです(詩編47:7.詩編83:18)。
道の駅 色とりどりの 菊並ぶ 今日の一句
ご近所の庭の「秋のバラ」