神エホバは、ご自分の民の祈りに答え応じ、慰めを与えてくださる神であることをイザヤを通して明らかにされました(イザヤ30:19)。私たちは、こうした神エホバの愛情深い特質を理解すると、平安な気持ちに導かれるのではないでしょうか。
イザヤは話を続け、民に苦難が来ることを聞き手に思い起こさせます。次のように記されています。
「エホバはあなたたちに苦難というパンを食べさせ、圧迫という水を飲ませる」(イザヤ30:20前半)。
上の聖句は、敵の攻囲の下では、民が経験する苦難と虐げは、パンや水のようにありふれたものになることを教えています。それでも、神エホバは、心の正しい人々を救出する準備を整えておられます。イザヤは次のように記しています。
「とはいえ、あなたの偉大な牧師(エホバ)はもはや姿を隠さず、あなたは自分の目で偉大な牧師(エホバ)を見る。右や左にそれそうになる時には、後ろからあなたの耳に、「これが道である。この道を歩みなさい」という言葉が聞こえる」(イザヤ30:20後半、21)。
神エホバは「偉大な牧師」です。比類のない牧者なのです。では、人々はどのように神エホバを「見る」ことや、「耳で」聞くことができるのでしょうか。神エホバはご自分の預言者たちを通して、ご自身を明らかにされ、それら預言者たちの言葉は聖書に記録され、だれでも分かるようにされています(アモス3:6,7)。今日、真のクリスチャンたちが聖書を読む時、それはあたかも、父親としての神エホバの声が行くべき道を告げ、その道を歩むために振る舞い方を再調整するよう勧めているかのようです。聖書の書かれているいる事柄を読み、エホバの言葉を聴き、黙想し、各自は生活に適用する必要があるのです(詩編1:1~3)。ですから、各自は日々聖書を読むことに励む必要があるでしょう。「それはその人の命を意味する」からです(申命記32:46,47.イザヤ48:17)。
大空襲 脳裏に消えぬ ほむら色 今日の一句
鉢植えの「ベゴニア」