曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

椿 のシーズンとなりました

2018年10月21日 | 日記

今日の月

みかん畑から夕方撮った月

今夜は十三夜、外はなかなかいい月ですよ。

今日は旧暦の9月13日です。先月の中秋の名月は曇り空で見ることはできませんでした。それに引き替え今日は全国的に見ても快晴の所が多く各地で素晴らしい月見の夜となっていることでしょう。先ほど外へ出て夜空を見上げてきました。少し欠けた月が煌々と輝き近くに火星も控えていました。数日前の半月の時には火星は月のすぐそばにいましたが、月が大きくなるにしたがって離れて行っています。昔の人は8月の名月と今夜の十三夜の月(後の月とか豆名月とか栗名月とも呼ばれています)の両方を眺めて愛でるのを良しとして片方だけ観るのは良くないこととされていたそうです。8月の名月・今夜の十三夜・更に来月の10日夜の月と三つの月を眺めると良いことがあるそうです。

 


 しばらくご無沙汰でした。何かと忙しかったのは事実ですが、ブログを書く気力が足りなかったのでしょう。

今夜は月を眺めて書く気になりました。私は毎日の出来事を日記のように写真に撮って記録しているのですが、その写真をもとにブログを書いておくと去年のこととかもっと前のことを振り返る時にとても便利なのです。今年の今は椿のことに夢中です。去年や一昨年にはアサギマダラに夢中でした。今年はアサギマダラの飛来が少なくて少しがっかりしています。この時期にはアサギマダラの記事がたくさん出るだろうと期待された方もあるようですが、少し熱が冷めているのかもしれません。

今の時期から来年の4月頃までの半年間椿の花が咲きつづけます。桜のようにパッと咲いてパッと散る花とは対照的です。若いころには桜が好きで桜の木をせっせと植えてきました。もちろん今でも桜は好きですが私の残りの人生で椿の山を作ろうと思っています。桜の木は成長が早くすぐに大きくなって花も大変目立ちますが、椿の木は成長が遅く寒い時期に静かに咲きます。椿山を作るためにいろんな品種の椿を挿し木で増やしていましたが、今年になって少し考えが変わりました。名花と言われる花を挿し木などのクローンで増やすのは容易いことですが、今後は椿の種を播いて今までにない新しい椿を作ろうと思うようになったのです。種を播いてできる椿はほとんど原種に近い藪椿の様なものが生まれます。それでも何百に一つは美しい変わった花が生まれるかもしれません。そんなことをまた夢の一つとして種を播いています。

 


早咲きの白椿

 

赤い椿が数日前から一輪咲いていたのですが今日はもう落ちていました。

 

 椿の種

この一粒一粒が新しい命です。運良く将来大木になるまで成長してくれるのを祈って播いています。