曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

春陽の中での取材は みかん山で

2020年01月20日 | 日記

瀬戸内の海を見下ろすみかん山

11月にドローンで撮影した我が家のみかん園   収穫の始まる直前だったのでみかんの木にはオレンジ色の実がたわわになっています。今は少しだけ遅く収穫するものが残っています。

 


 今日はテレビ局の方々が来られみかんに関する取材がありました。今はみかんシーズン真っ盛りですからね。

10月の極早生みかんから始まった柑橘シーズンは11月・12月とほとんど温州みかんだけですが、年が明けてこれからはいろいろな柑橘が食べごろになりお店にも沢山の種類が並ぶようになります。今全国の柑橘産地で作られている柑橘の顔ぶれを見ると2月・3月がいちば種類が多くなります。それでテレビ局としても柑橘シーズンに合わせて番組を作ろうとしているのでしょうか。そこで山本柑橘園にはとても多彩な柑橘があると聞いたらしくディレクターが興味を持ったのでしょう。事実我が家にはまだ結実していない木の品種も含めると数百種類の柑橘があります。美味しいものもありますがとても食べられないものもあり玉石混交といったところです。また柑橘の面白い所は形・大きさ・色合いの変異が実に多様ですが、食べたときの味や香り・食感も非常に変化に富んでいます。そのようなことが面白くて、私が柑橘の交配・育種を始めてから40年近い年月が経ちました。おそらく1000本以上の柑橘を育ててきたと思います。ただ手入れが不十分のため果実を見ることの無いまま枯れたものややむなく切り倒したものもあって、本当に実がなるまで育ったものはとても少なく100種類にも及ばないでしょう。この度の番組はみかんのことを扱った番組ですが放送前ですから内容に触れることはできません。私としては柑橘のことを紹介し消費者の皆様にいろいろ知っていただきたいという思いもあって、精いっぱい協力しました。本放送があったらその時ご覧になってください。今は何の番組かいつの放送かは言えませんけどね。

 


多彩な山本柑橘園の柑橘

我が家にある柑橘の一部です。

形・大きさ・色合いだけを見てもこんなにいろいろたくさんの種類があります。そして味も香りも食感もみんな違います。

出演者・スタッフみんなでいろいろ食べ比べをしました。

 

園地での撮影風景

番組が出来上がるまでの裏の行程は見せてはいけないものかもしれませんが、スタッフの方々のご苦労をいつも感じます。

そして私もこの頃動画作りに興味がありますのでプロの人たちのやることにはとても勉強になります。