曜日のない暮らし

日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間
暮らしと心を癒してくれる生き物たち
山本弘三の写真を中心にした日記帳

わたしの桜園 -2

2022年04月03日 | 日記

今日の花

ネモフィラ   和名を瑠璃唐草と言います。最近、茨城のひたちなか海浜公園に沢山植えられて有名になりまたよね。

 


 我が家は代々のみかん農家ですので山林や農地をあちこちに持っています。それらを私が受け継いでみかん園を維持しているのですがみかん畑の一部は近年イノシシ被害果ひどくなり放棄地となったところがあります。放棄地はそのままにしておくと数年で原野となりやがて木が生えて山林に戻ってゆきます。先祖が苦労して開墾した畑が自然に戻ってゆくのは悪いことではないのですが、何か利用することはできないかと考えた時、私に思い付いたのは趣味の桜でした。私の元気な間は余暇を利用して桜園として手入れをしようと考え、毎年のように新しい桜を植え、桜の樹が雑草に負けないよう年に二度ほど草刈りをして、植えた桜に肥料を与え、そして春の開花を待ちます。桜守の仕事はこれだけではありません。次世代の桜を作るため種をまき苗木を作ることも夏の間の仕事です。

このようにして元のみかん畑が少しずつ桜園に変ってゆきます。まだとても若い桜園ですが何本かの桜は花をつけるようになりましたのでご紹介しましょう。
わたしのFBの方に桜の樹は種をまいて何年すれば花が咲きますかとのご質問がありました。私自身桜の種まきを始めて経験が浅いのでよくわかりませんが、今年2本の桜が初開花しました。この木は種をまいて5年かかっています。木の大きさは3mくらいです。今年7本の新しい実生の桜を植えましたがこの苗は芽が出てすでに2年たっています。花が見られるのは早くて三年後ではないかと思います。桜の樹は成長が早い木ですが将来巨木になりますので植える場所がなくなります。普通の個人宅には桜は植えられませんよね。我が家の庭にも1本の桜を植えていたのですが、すぐに伐採命令が出ました。以後山に植えることにしました。

桜のことを書くとキリがありませんので今日はこの辺で。

 


作り始めて間もない私の桜園

 

今年初めて花をつけた木です。白花で葉は緑

 

今年咲くかなと期待しましたが咲きませんでした。来年こそは  !

一番上の桜

 

枝垂れ桜から見下ろすところがわがふるさとです。

 

今年植えたばかりの実生の桜

 

エドヒガン

 

桜園の下の方はみかん畑です。