快風丸

俺の船に乗らないか。

トリはどこへ飛んでいったの?

2007-08-15 16:48:33 | Weblog
 初めてのトリが終わった。
あるものは全部出した。できることは全部やった。引き出しは全部開けた。もう一銭も残っていない。

 にしてもトリは疲れる。

 最後のリハで曲の構成をとちった。歌詞を飛ばした。練習不足のツケが回ってきた。爆笑MCはほんとうに笑っていただけるのか、それもとちらずにできるのか?三々五々、お客さんが入ってくる。落ち着かない。極度の緊張状態だ。

 新曲もやる、新アレンジの曲もやる。MCも一か八かの大ネタ。冒険であり、賭けである。何度も外に出て、歩き回る。胃が痛い。今までに経験したことの無い緊張度が続く。トリなので、その時間が長い。北島三郎師匠の気持ちが少しわかる気がする。今の僕にとって、エレバティはNHKホールで、”盆フェス”は紅白歌合戦なんだ。

 初めてづくしのついでに、初めてすっぽかして帰りたくなった。楽になりたかった。メンバーは、客と談笑したり、他の出演者のライブを見たりしている。僕にはそんな余裕は無かった。

 声をかけたほとんどの人が来てくれた。ブログをみて、駆けつけてくださった軽音楽部の大先輩、前のベーシストであり多くの詩を提供してくれたS氏も来てくれた。ほんとにうれしかったし、ありがたかった。

 マリー・アンド・ファナーズの年間スケジュールはこんな感じだ。
年末年始...新曲作りのカラ練、スタジオ6時間、ミーティング
GW  ...ライブの曲を決定してリハ。アレンジ修正などスタジオ8時間
お盆  ...アレンジ修正、カラ練、スタジオ8時間、ライブ、反省会

 トリが生まれて初めてなら、アンコールを頂いたのも初めてだ。素直にうれしかったが、お答えすることができなかった。とても興ざめで、失礼なことで、心の底から申し訳無く思っています。しかし、上記のスケジュールの中では、ライブでやる曲しか、練習ができないんです。他にレパートリーはありますが、1年、1度もやっていない曲は当然うろ覚えなので、急には無理なんです。次回、またお盆になると思いますが、またアンコールかけていただけるよう、精進してまいる所存でございます。2度、同じ失敗はしません。また、調子に乗せてみてください。よろしくお願いします。

 もう一度、ありがとうございました。
そして見守ってくださったご先祖様、ありがとうございました。