快風丸

俺の船に乗らないか。

マリー・アンド・ファナーズの軌跡

2007-08-25 19:52:15 | Weblog
 酔狂のつれづれに、マリー・アンド・ファナーズの過去から現在までのLIVEビデオを見てみた。面白いもので、我がことながら、とても楽しかった。

 ’96年の神戸の商店街イベントから、去年のドラムレス・ライブまで10年のブランクがある。さかのぼるほど、余裕を見せようとしている感じがする。
もちろん、ほんとは余裕なんかない。練習すらままならないのだから。でもなんか、「こんなもんや」的な、あまり良くない大人の余裕を出そうとしている。

 その点、去年のドラムレスは気持ちいい。3人でできることを模索して、一生懸命なのが伝わってくる。このライブは本当に勉強になった。自信にもなった。そして、それに続くエレバティは、10年前とは違う迫力をまとっていた。

 そしてこの1年、音楽的にいろんな出会いがあった。あたおのバンドAbbaをバンドのメンバーと見に行った。僕は名古屋でいろいろとライブを見た。世の中は広い。メジャーじゃなくてもすごい人、技術だったり、発想だったり、詞だったり、フィーリング、メロディ。
 そして極め付きは7/15の軽音の同窓会。そこにはすごい人が、いっぱいいて、普段はサラリーマンだったり、普通に仕事してたりする。謙虚という言葉の本当の意味を知る。

 僕たちは、年齢は別にして、バンドマンとしては、まだまだこれからだ。駆け出しなんだ。大人になる?余裕?何のことだろう。恥ずかしくなった。
だからパンク。
 あの日、SEXPISTOLSが、CLASHが、サンハウスが、シーナ・アンド・ザ・ロケッツが、僕にささやいてくれたた夢を忘れかけていた。

 もう、全部出す。あるものは全部出す。ぶっ飛ばして突っ走る。これが僕の考えた「謙虚」だったのです。

 だから、前回より良かったといわれたことが、ことのほかうれしいのです。
来年はもっと、もっと、もっと。期待していてほしいと思います。