快風丸

俺の船に乗らないか。

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2011-01-01 03:07:33 | Weblog
 初めての名古屋で迎える正月。
北区の久国寺には岡本太郎が作った鐘がある。
自宅から車で15分。

 一度、見に行ったことがある。なんともキテレツなカタチの不思議な鐘。

 「歓喜の鐘」は1965の作。あの太陽の塔の5年前。

「私は今までにない鐘、人が見たら、あっと腰を抜かすような鐘を作らなければならないと思った。」

 

 これを見たら、その音が聞きたくなるのは道理。しかし、年に一度、除夜の鐘しか
機会はないとのこと。帰省するので、無理だとあきらめていた。

 11:00過ぎ、順番札を配っていた。



 待ちましょう。





 普通の梵鐘よりも高い音。豊かな倍音を含み、短い周期で少しピッチが上下する。
やわらかくやさしい音だ。歓喜の音だ。

 

 この突起は、鐘に描かれている人の手だそう。空に向かって伸ばした喜びの手だ。

今年は、歓喜の年にしよう。