快風丸

俺の船に乗らないか。

ブレイクダウンとウエストロード

2011-01-07 00:37:06 | Weblog
 去年、軽音の同窓会の時に、ギタリストの先輩とブルースの話しまして、
ブレイクダウンとウエストロードは聞いたかと問われました。
 そういえば、聞いたことないなと。

 そんな話を思い出して、はたしてCD、まだ売ってるのかなあ。
タワーレコード茶屋町NUに在庫があると判明。
 先日、バンドの練習の前に買ってきた。



 踊るポンポコリンの近藤房之助がボーカル。
そういえば、ずいぶん前に大阪城野音のイベントで近藤房之助のLIVEを観た。
アコギ弾き語り。
「本当のヒットというのは、流行ってるということではなくて、自分の中で起こること。」
「おしゃべりでもしながらなんとなく聞いて下さい。」
そんな何気ないMCだが、なかなか奥の深い言葉であった。よく覚えている。




 ライナーノーツによるとウエストロードブルースバンドって同志社の軽音が母体だそうだ。知らなかった。
 塩次伸二は2008年に急逝した。2005年にLIVEを観た。
最初で最後だった。名古屋の南区、地下鉄を降りて30分も歩いた。住宅と小工場が
立ち並ぶ街のLIVEHOUSEは、プレハブみたいな粗末な建物だった。
 しかし、バンドも含めて、その演奏は素晴らしかった。今でも鮮明に思い出せる。

 ブレイクダウンのは1980年、ウエストロードのは1975年のリリース。
私としたことが、こんな素晴らしいものをずいぶんとほったらかしてしまっていたんだな
と反省。いろんな人と音楽の話をするって楽しいし、大事なことですね。

 ブルースって、単純なコード進行でできているので、その分、演奏者の技量がモロに
音に反映されるのです。やる側にとってはそこが大変なところであり、聞く側にとっては
面白いところなのです。

 まぁなんともスリリングで、ワクワク、そしてゾクゾク。
2枚とも素晴らしい。何度聞いても飽きない。ブルースっちゅうと、ならずものの音楽
みたいですけど、どうしてどうして、この2枚に限って言えば、もうエレガントですよ。
この人たち、もし、クラシックを志していたら、世界有数のヴァーチュオーゾになった
ことでしょう。

 おはようございます、日本のブルース殿。