ヤマダ電機ができるらしい。
通勤途上なので、なにかとお世話になりそう。
毎回、出番前のBGMと、出囃子は、けっこう考えて決めている。
「誰も聞いてないって」
とメンバーは言う。
例えば、シーナ&ザ・ロケッツの「ロケット発射秒読み」、
RAINBOWの「オーバー・ザ・レインボー」、
MSGの「ワルキューレの騎行」。
落語は言うに及ばず、プロレス、プロ野球に至るまで、印象的な出囃子というのは、
ライブというエンターテイメントにとって欠かせぬ要素と心得ている。
また、かつて、京都の拾得に通っていたころ、いつも開演前のBGMを聞いていた。
知らない曲ばかりだったが、どれもカッコ良かった。
きっと誰かが聞いている。
だから、いろんなこと考えて、しっかりセレクションしています。
あまり広くないスタジオ。
3時間、あっという間にすぎる。
今年は、直前の練習では、声を張らない様に気をつけた。
だんだん、自分の限界を素直に受け入れられるようになってきた。
ボーカルという楽器は、ほんとによくわからない。
素晴らしいニュアンスに富んだ表現が得意だが、ボリュームもトーンコントロールもなければ、
弦もない。鳴らし方、強弱の付け方、音域。
なんとなくやってはいるけれど、ほんとに難しい。
ただ、最近、ボーカルとシングの違いについて、発見した。
ボーカルは、歌にリズムを持たせる仕事ではないかと。
シングは、バックの演奏に乗って歌うこと。リズムは、バックバンドの仕事で、シンガーは、
メロディーのみを担当する。
ボーカルは、バンドの構成員である。シンガーと違ってバンドと独立した存在ではない。
したがって、アンサンブルの中ではドラム、ベース、ギターなどと同じリズムを持っていなければならない。
ロックバンドのボーカルが、メロディーのみを歌っていれば、演奏全体が平板なものに
聞こえるだろう。
ボーカルは、打楽器の要素を持っていなければならないのだと言いかえることもできると思う。
バックなしでアカペラで歌っても、しっかりビートを感じさせるようでなくてはならない。
ボーカルとはなんぞ、という長年の課題が、自分の中では解決しつつある。
今回、初めてボーカルとして、そのあたりを意識しては見たのだが、自分が意識するほどは、
聞き手には伝わらないのだろう。
。
エレバティのLIVE、セッティング込みで30分と決まっている。
にもかかわらず、今回はセッティング抜いて36分。
どうしても曲を選べない。
エレバティで年一回やるようになって、今回で7回目。
その間に、定番曲とも言うべき一群が形成された。比較的、アレンジも演奏もこなれている。
そして、新曲。今回は、3曲。
毎回、こんな感じの選曲になる。
問題は、このように選曲していくと、毎年作る新曲が一回きりの使い捨てになってしまうこと。
限られた練習時間の中では、こなれている定番曲を外すことはできない。
新曲づくりにもスタジオの時間をかなり割く。
せめて、1曲でも多く聞いてほしい。今回は8曲。で、時間もオーバー。
来年は、諸事情が許せば、1時間の舞台をやりたいと思っている。
聞いてほしい曲が沢山ある。新曲もやりたい。
思い上がりかもしれないが、ロックにおいて謙虚は美徳ではない。
つたない演奏にお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました。
つたないなりに、持っている力の全てを出し切ることができました。