快風丸

俺の船に乗らないか。

ゼロ・グラビティ

2014-01-11 02:01:44 | Weblog

 小学校低学年の頃、仮面ライダーを見ていると姉が言った。

「あんた、これ本当のことと思ってるやろ。全部つくりもので、中に人がはいってるんやで。」

「そんなん知ってるわ。」

ありがちな会話のようだが、実はウソをついていた。本当にこの国のどこかにショッカーが

いて、正義の味方が戦ってくれているので、自分の生活範囲も安全なのだと思っていた。

それぐらい、リアリティーをもってこのフィクションを受け入れていたのであった。

さて、今日、帰りに映画館に寄った。

「ゼロ・グラビティ」。もう、設定を聞いただけでわくわくした。

若田さんが船外活動をする映像なんかを見ていると、もし、なんかのはずみで、宇宙に

放り出されたらどうなるんやろう、その絶望について空想を禁じ得なかった。

高所恐怖症にとって、この手のネガティブ妄想は得意分野である。

初めての3D。何かで読んだ「3D技術はこの映画のために進化したのかもしれない。」

初めてでも十分にそう思えた。

これは、すでに映画を超えている。体験である。今日、初めて宇宙へ行ったのだ。

地球を見下ろし、絶望の漂流をしたのだ。

ストーリーはほとんどない。しかし、圧倒的な映像。吹き替えを選んで正解だった。

思う存分、宇宙に存在することができた。

強烈な興奮、息つく暇なき緊張の連続。

映画の新しい可能性を示した画期的な作品だと思う。

映画『ゼロ・グラビティ』予告5【HD】 2013年12月13日公開


毎日

2014-01-10 00:20:49 | Weblog

 年末らしくない年が明けて、あたりまえのように新年らしくない年が明けた。

日本人はリセットが好きみたい。

それよりも継続性が大事なような気がする。

昨日と今日、去年と今年は続いていて、去年の続きが今年なのだ。

去年、70%達成したなら、リセットで0クリヤするのでなく、+10%足せば、今年は80%達成が

できそうだと考える方が、楽しい。

どの道、一人の人間が頑張ったところで、知れている。ならば、頑張らなくてもできるやり方を考えよう。

小学生からの夢をかなえた本田選手の言葉、

ひとつひとつ階段を上れば、いずれたどり着けるんだということを証明できたと思います。」

 当分、リセットはしないでおこうと思った新年の初めでした。


松の内

2014-01-06 00:33:27 | Weblog

 昨日、この国に初もうでという行事があったことを思い出した。

いちばん近い神社で手を合わせてきた。

 久しぶりに昼間からジャズのレコードなど聞いた。

やっぱ、アナログ盤の音はリアルだ。

音楽になる以前の音の成分が聞こえる。特に打楽器。

スティックがシンバルに当たるアタック音、ブラシがヘッドをこする音。

ドキッとするほど本物の音がする。

セロニアスモンク、「ブリリアントコーナー」。

モンクがピアノ弾く映像を見た。ピアノを弾いているというより、自分が作った

音楽の世界の真ん中に小さく座っているように思えた。

共演者は、誰もがモンクのリズムに、メロディーに、ハーモニーに取り込まれている。

なんとも不思議な、しかし、他の誰にもまねできそうにない独創の世界がそこにある。

 あけましてジャズでございます。


菓子中

2014-01-04 23:10:34 | Weblog

 コンビニで、スーパーで、キヨスクで。

お菓子買う。また買う。

食後に、休日の午後に、会社で、近鉄、新幹線の中、良く食べる。おいしく食べる。

チョコ、クッキー、パイ、シリアル、あられ、せんべい、柿の種。

 

そして貯金ならぬ貯菓子する。たまっていると安心する。

手軽に買えるお菓子の種類って、近海で獲れる魚の種類ほどあるのじゃないだろうか。

 同じ種類で、味違いとか、季節限定とか。

依存しているなあ。

 

 エルビスプレスリーの死因を忘れるな。


鶴一

2014-01-04 00:36:23 | Weblog

 巨人大鵬卵焼き、鶴一。

中学校で焼肉という教科ができたなら、教科書の1ページ目、いや、表紙になるね、鶴一。

 初心者コース的で、高くもなく、安くもない。とりたてておいしいというほどではないが、間違いはない。

スタンダードです。ハードロックで言えば、ディープパープル、フォークなら井上陽水、歌謡曲なら山口百恵、

演歌なら北島三郎である。

 つまり、青春時代にお世話になったが、だんだんと他にもおいしい店、安い店など見つけて足が遠のいていた。

しかし、マリーアンドファナーズも20周年を迎え、そのアニバーサリーイヤーを締めくくる忘年会の会場

として、最もふさわしいとあいなったワケです。

 コリゴリ、ミノ、バラ。

 ホルモンの白、肉の赤、ネギの緑、言うなれば焼肉芸術。

美しきかな、スタンダードの夜は更けて。


LEGEND by AriaPro2

2014-01-02 23:01:13 | Weblog

 昨年購入したサブ機、テリー。

6980円。

さすが日本メーカー製。

こんなに安くても、ギターとして破たんしたところが全くない。

テレキャスター特有の小気味よいチャキチャキというキレのある音がする。

歪みモノの乗りも良く、バンドサウンドの中で、しっかりと主張する音が出せる。

ネックの手触りも良い。

塗装も良くて、鏡のような美しいピアノブラック。

弾けば弾くほど素晴らしい。かえって後ろめたさを感じてしまうほど。

ウィスキーで言えばジョニ黒、昔、10,000円もする高級酒だったのが、今、1,980円普及品。

そんな感じなのだろうか。