気持ちのいいペース

ゆる~いウルトラマラソン

第4回土佐乃国横断遠足~その3~

2017年05月30日 12時05分47秒 | 土佐乃国横断遠足
その3まで行ったけど、未だ半分はおろか100kmにも到達してないですけど・・・。
本当に終わるのか心配になってきた>このレポ


物部川大橋のCPでチェック表書き書きしている間に
K岡さんは見えなくなってしまった、速い・・・。

高知竜馬空港沿いを進む



滑走路まん前通過。



やっぱり空港は広い・・・

ん?
一瞬、何かが視界を横切る
最初は地元の人達がテーブル出して飲み会でもやっているのかと思った。



逆走応援してくれた方が教えてくれた私設エイドでした。
なぜ、素通りしかけたのか・・・?
テーブル真ん中にどんっ!と置かれた一升瓶(笑)
さすが高知県と思っていると「あ、これ中身水ですよ~」とのこと。

先に到着していたのは東京から3度目の参加のH賀さん。
「ここは天国のエイドだよ~」と美人のお姉さんから一升瓶からお酌(水)してもらいながら上機嫌

どうぞ~、と冷た~いおしぼりをいただく。本当に冷たくて気持ちいい。
コーラを飲みながら、プチトマトを何個も口に放り込む。

お尻に根が生えそうになるのを振り切って、お礼をいい、出発。

先に出発していたH賀さんに追いつく
この方も前日80km走っている一人。
後ろからよく見ると蛇行している。かなり眠いのだろう。



南国市を抜け、高知市突入。

ビニールハウスの並ぶ道を進んでいく。



50円の自販機があったので、眠気ざましにコーヒーを投入。
慌てなくても、この先50円自販機は沢山あった・・・。
その間にH賀さんに抜かれる。

遠くに浦戸大橋のライトが見えてくる。
近いかな?と思うがなかなか近づかない。


(ストリートビューより)
昼みるとこんな感じ。橋自体が大きいので距離感が掴めない。

再びH賀さんに追いつき、励ましあいながら先へ行く。



浦戸大橋に入る・・・が、なんだこの上り坂!?
Wikiによると全長1480m 高さ50mにもなる。
ちょっとした山登りだ。


(ストリートビューより)
傍から見るとこんな感じ
歩道はあるものの、人一人分しかないところで交通量は結構多い。
走って上るのは無理!



ようやくピークに達する。

前方にOO田さんが歩いている。
昨日の80kmが効いているようだ。上りが終わっても走れない。
「どうぞお先に」と言われ狭い歩道で端に寄ってくれたので、先に行かせて貰う

分岐を左折すると、上り坂。
上がりきると桂浜の公園
石段をどんどん下る。
下るということは、帰りには上らなきゃならない・・・。

下りきると、第3エイド「桂浜」22時40分くらい


(く・暗い・・・)
拍手で迎えられる

横にはブルーシートが敷いてあり何人かのランナーが仮眠を取っている。

「何食べますか~?私でもいいけど~?」プッ
高知の女性は明るいなぁ~~。

土佐巻きをいただくが、とても足らずにカツオのタタキもいただく。
このカツオのタタキ、昨日食べたお店のものより2倍は厚い。
めちゃめちゃうまい~!!
残り少ないゼリーもうまい~。

程なくOO田さんH賀さんも到着。

ここまで来たからには観とかないとと暗い坂道を上り



坂本竜馬像・・・分からんわ~!



かろうじて看板のみ

まだ眠気は無いので出発することに。
「92番出発します」と伝え
拍手で送り出される。

石段を上るとさっき上った坂道を海沿いまで下る。

海岸沿いの道をひたすら進む。
聞こえてくるのは、自動車の音と波の音。
明るければ桂浜のビーチが望めるのだが、今は真っ暗。

説明会で教えてもらった、右折ポイントのファッションホテル
「ピンクの子豚♪ピンクの子豚♪」と
唱えながら進む。

程なくピンクの子豚到着。

右折すると外灯が無くなる。
ライト頼りに進んでいると、後ろから地元民のジョガーがノーライトでやってくる。
別の場所でもノーライトのジョガーを見かけたが、
高知県民は夜目が効くのか?
ただ、高知市に入ってから、歩道は綺麗で、ほとんど凸凹が無い。
ライトなしでも安心なのかな?(まぁ車からみれば怖いだろうが)

トンネルを抜け、しばらく行くと

第2チェックポイント「高知競馬場」

到着したはいいが、玄関前はロープが張ってあり
何を撮影すればいいのか分からない。

そこへやってきたのが、前回リタイアしてリベンジに燃える
地元四万十市のK川さん。
「この先のゲートですよ」と教えてもらい
その先の交差点へ。



再び閃を使いかろうじて撮影。
交差点にあるコンビニへピットイン。
チェックシートに記入 日付変わって20日 0時7分
眠気覚ましにホットコーヒーとフランクフルトを摂取。

程なく東京のM山さんとOO田さんもピットインしてくる。
K川さんは冷やしそばを食べ、ここで少し寝るという。

一足先に出発。
ここからは県道38号を西へ向う。
海沿いと違い、細かなアップダウンが体力を奪っていく。
途中、泊まれるスーパー銭湯もあるが、着替えも無いので寄る気は無い。

紫陽花街道に入る。
横には水路もあり、涼しげな音を奏でているが
この時期では紫陽花が咲いているわけでもなく
しかも深夜。
意外と道も悪いので、気が抜けない。
後ろの方でライトが揺れている。誰だろう?

やがて国道56号、中村街道へと入る。



ようやく仁淀川、新仁淀川大橋へ到着。
ここでようやく100kmだ。20日2時
スタートから実に17時間掛かっている。



土佐市突入。

丑三つ時を向え眠気が耐えられなくなってきた。
確かこの先で私設エイドが出ていたはずだ。
ふらふらと土佐の街を進んでいく。
どこかで仮眠を取って元気を取り戻したK川さんに抜かれたが、どこだっけ?
紫陽花街道だったかな?

まだか~まだか~と進んでいくと
大きく手を振り迎えてくれる人が居る。
前回までランナーだったが今回私設エイドを出してくれているY中さんだ。
暖かく迎えてくれる。
先にはK岡さんがくつろいでいて、麦ジュースを傾けている。
「おでんありますよ」の言葉に甘え、いただく。
寒くなりはじめた身にしみる。さすがに麦ジュースは止めておく。

公園の一角のベンチに身を横たえる・・・
冷たっ!
ベンチの上は夜露でびっちょり。
地面の上で寝る気はしないので、トレントフライヤーコートを着て
携帯のタイマーを15分にセットして目を閉じる。


ぐっと寝入ったと思ったらタイマーが鳴る
少しすっきりしたが、まだ寝たりない感じだ。

女性ランナーがエイドを出発していくのが見える。

エイドに戻るとK岡さんはまだ麦ジュースを傾けている
完全に寝転がり、くつろいでいる。
OO田さんも到着している。

お礼をいい、出発する。

しばらく行くと、先ほど見かけた女性ランナーに追いつく
第1回から参加しているK村さんだ。
にこにこしている笑顔で癒される。

この後、肉刺で苦しんでいるK川さんにも追いつき
同じようなペースで進んでいく。



空が明るくなってきた。

トイレついでに寄ったコンビニでなぜかクルミの素焼きを買い
ポリポリ食べながら進む。
肩の絆創膏も外れかかってたので医療用テープを買い
上から補強する。

この先、もう一つ私設エイドがあるはずだが、
お仕事の関係で7時半にはクローズするようだ。

K村さんが移動監察のスタッフに聞いたところ、
片付け始めていたとの情報が・・・。

心なしか足が速くなる。



陽が昇って来る。



間に合った~~~。



Y田さん夫妻による私設エイドだ。
この大会の名物にもなっている。
同室だったS木さんが先にくつろいでいる。



時間は6時 椅子を勧められくつろぐ。
カレーは2種類 ポークとチキン
うーん、選べない・・・。
めんどくさい奴だがハーフ&ハーフをお願いする。
チキンはスパイスが効いて、ポークはまろやかで美味しかった~。

後続のランナーが到着したタイミングでお礼をいい出発する。
K村さんも同じようなタイミングでスタート

スタートはしたがお腹が満たされた為か眠気が襲ってくる。
15分の仮眠では足りなかったか・・・。
気が付くとふらふら蛇行しているし、
なんだか、目の前を鳩が横切っていく・・・
実際には何にもいないんだが・・・。
をを~これが噂の幻覚か~。
と、妙な感心をする。
やはり、目覚ましで15分で区切ったのが悪かったのか?
身体はまだ睡眠を欲していたらしい。



複雑な動きをしている水車。



高知県なのに新名古屋トンネルを抜けると



須崎市突入



石垣に



石垣の棚田



この地区では端午の節句は幟を立てるようだ。

この辺りから身体が起きて来たのか少し走れるようになる。

長~い吾桑トンネルを抜けた後



な~んにも考えず交差点を直進。

・・・2~300m進んだところで嫌~な予感がする。
地図を取り出し観てみる。
あかーん!!コースミスしたぁ
とぼとぼと今来た道を戻る。
交差点で目の前をK村さんが右折していく。
がっくし・・・
まぁ、でも気が付いて良かった。

そこへK岡さんもやってくる。
「道、間違えちゃいました」と言うと
「前はあっちがコースだったんだよ」と教えてくれる。
しばらく併走

この少し前から、朝のお勤めの気配がしている。
なんて規則正しい私のお腹。

須崎の街に入り最初のコンビニにピットイン
無事お勤めを果たす。
ついでに豆乳を買い、イートインで休む。

須崎市街は色々お店もあるのだが、
一晩走って来た私ではもの凄い臭気を放っている。
しかも、8時前なので開いていないお店も多い。
道の駅にも寄ってみたが、まだ開店前
後ろ髪引かれながら須崎の街を後にする。



須崎の街を出るとアップダウンが激しくなってくる。



これ、全部枇杷畑だ。



ワンダバな建物、なんだろう?



四万十まで71km



約1kmある焼坂トンネル



長く歩道も無いため、反射タスキが借りられる。
交通量も多く怖い



トンネルを抜けると中土佐町突入。



しばらく下ると焼坂休憩所がある。
とにかく眠たい。
遍路小屋で横になるかと思ったが、丸椅子が並び横になれない。
しょうがないので小屋にもたれて靴を脱いで休む。
現状で肉刺は2ヵ所出来ている。
右足の中指先と親指と人先指の間。いずれも走るのに支障は無い。
しかし、なんで指の間に出来るかな?
肩の絆創膏は汗で剥がれかけている。

しばらくぐったりしているとトンネル側から地元四万十のK川さんが
足を引きずりながらやってきて、私の横に座り込む。
肉刺がつぶれて大変なことになっていて、絆創膏を何重にも貼っている。

肩の絆創膏を貼り直したいと言うと
次の久礼の町にドラッグストアがありますよと教えてくれる。
さすが地元民情報。

次のエイドまでがんばりましょうと歩き出す。

歩き倒して久礼の町のドラッグストアに到着。
絆創膏を2~3種類買う。
この内1品が汗にも負けず、ちゃんと貼れた。
店員さんが試飲のアミノ酸ドリンクを飲ませてくれる。
「これがおいしかったら疲れている証拠」とのことだが
どうみても疲れているし・・・。

遍路路入り口のコンビニにもより、この先のトレイルに向けて
補給する。

遍路路へ向う道で「少し休んでいきます」と言うK川さんと別れ
一人先へ行く。もしかしたら早く進めないのを気にして一人残ったのかもしれない。







元々の遍路路案内と大会のコース案内があり迷いようがない。



入り口に遍路小屋
数日前に地元ランナーの方が草刈りをされたらしい。



山道への入り口。





上りは辛いが、木陰で涼しい。





降りたら・・・



潜って



出たっ!?



登る



登る



第3CP 添蚯蚓あずまや
ここはスタッフに時間を記入してもらう。 11時28分

去年はここでのすいとんが評判でしたが
今年はおしるこでした~。

やがてK川さんもやってくる。

横に敷いてあるブルーシートにゴロンと横になると
「寝ます」と宣言して

気絶するように落ちていく・・・。
コメント (2)
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