観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

夏羽が残るシギ・チドリ達

2024-08-15 17:56:54 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間08時04分 潮位 99cm

今日の満潮時間15時52分 潮位211cm

 

今日は藤前干潟ふれあい事業の夏休みイベント「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」の1日目を開催しました。

お盆の時期ということもあってか本当に多くの方に参加申込がありました。

最初に野鳥観察館で野鳥や藤前干潟のお話を聞いて、野鳥観察をした後、カモのミニ模型に絵の具で色付けを行いました。

野鳥観察ではミサゴやウミネコ、カルガモ、カワウなどを観察できました。

カモのミニ模型塗りでは、みなさん好きな色に塗ってもらいました。

たくさんのカモができあがりました。

今日参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

明日は「ひがたにくるトリ、どんなトリ?」の2日目です。参加される方は気をつけてお越しください。

 

さて、観察館の開館前に今日も最大干潮時間を迎えました。

昨日に比べ曇り空が広がって薄暗い天気でしたが、雲が陽ざしを遮ってくれたおかげで最大干潮時間まで外で過ごすことが出来ました。

最大干潮時間が近づく頃、導流堤先端の干潟にいたダイゼンの群れが近くの干潟に飛来して来ました。だけど群れで固まって何かに怯えているようです。

ダイゼンと一緒に、昨日観察できた1羽のトウネンも飛来したようです。
春程では無いですがまだ赤い夏羽が目立ちます。

干潟で休んでいるダイゼンに向かってハヤブサが飛来したため、ダイゼンの群れは再び導流堤沿いの干潟に戻ってしまいました。

残っているのはアオアシシギとソリハシシギだけになりました。

30分もするとダイゼンの群れがこちらに向かってきます。

13羽のダイゼンはみんな夏羽の成鳥です。

羽を広げると脇の黒い部分が目立ちます。

今年の6・7月には若いダイゼンが藤前干潟では越夏していましたが、成鳥のダイゼンが再び藤前干潟に戻ってくると、若い個体のダイゼンは
藤前干潟から抜けてしまったようです。

アオアシシギは飛来数を増やして、29羽を確認しました。

群れになって、水際の小魚を追っているようで走りながら目の前を過ぎていきます。
昨日は葦原近くで大きなトビハゼを捕らえたアオアシシギも観察できています。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ67、ダイサギ11、コサギ4、カラシラサギ1、アオサギ25、マガモ3、カルガモ126、オナガガモ1、ホシハジロ9、キンクロハジロ2、スズガモ10、ミサゴ3、トビ1、ハヤブサ1、コチドリ11、シロチドリ1、ダイゼン13、トウネン1、アオアシシギ29、キアシシギ3、イソシギ4、ソリハシシギ35、ウミネコ230 他 

 

※ 在庫を切らしていました、MR JAN GEAR レンズキャリアシステム カモ柄入荷しました。
                                 黒色は残り在庫1個のみ。

 

 

明日の干潮時間09時17分 潮位 82cm

明日の満潮時間16時40分 潮位230cm

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メダイチドリとシロチドリが

2024-08-14 16:40:32 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 6時29分 潮位108cm

今日の満潮時間14時18分 潮位193cm

今日も干潮時間が早い長潮の日でした。

早朝には干潟は広がっていましたが、長潮で潮位が高い日なので干潟は大きく広がらず早起きが必要でしたが比較的観察しやすい日でした。

ダイゼンやソリハシシギの飛来数は増えてきましたが、本格的な秋のシギ・チドリの渡りが本格的に始まるのはあと2週間ほど先でしょうか。

まだシギ・チドリは少ない日でしたが、干潟にはシロチドリと共にメダイチドリが飛来して来ました。

まだ、赤い夏羽が残る成鳥のメダイチドリです。

また、上流部でも赤いオオハシシギが観察できた他、今年生まれと思われるキアシシギも観察できるようになりました。

ただ、毎日本当に暑いです。

シギ・チドリはまだ少ないですので、もう少し涼しくなってからのバードウォッチングをお勧めします。

 

8月12日(月・祝)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ2、カワウ589、ササゴイ1、ダイサギ14、コサギ1、アオサギ18、マガモ3、カルガモ61、ホシハジロ2、スズガモ5、ミサゴ6、トビ1、ダイゼン7、キョウジョシギ1、アオアシシギ3、イソシギ1、ソリハシシギ12、ウミネコ56

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ103、ササゴイ1、ダイサギ26、コサギ2、アオサギ20、マガモ10、カルガモ135、オカヨシガモ1、ホシハジロ2、キンクロハジロ1、スズガモ8、ミサゴ9、ダイゼン12、コチドリ18、メダイチドリ3、シロチドリ4、ケリ2、トウネン1、アオアシシギ6、キアシシギ9、イソシギ8、ソリハシシギ33、ウミネコ39

明日の干潮時間 8時04分 潮位 99cm

明日の満潮時間15時52分 潮位211cm

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アカエイはごちそう??

2024-08-11 23:57:13 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 9時41分 潮位212cm

今日の干潮時間15時25分 潮位120cm

 

今週末は潮が良くないのであまり干潟が出ません。

今日の午前中、まだ干潟が出てない時間にはカワウの群れが追い込み漁をしているのが観察できました。

その最中、2羽だけその周辺を回りながらずっと飛び続けるカワウが。

1羽が1羽を追いかけており、よくよく見ると前の1羽は小さなアカエイらしき魚をくわえていました。

どうも追いかけているカワウは、このアカエイを横取りしようとしていたようです。

他のカワウが追い込み漁を続けている中、追いかけ続けていました。

ウナギを奪い合うカワウは以前に見たことがありますが、アカエイもそんなに魅力的なごちそうなのでしょうか。

 

※明日(12日(月・振替休日))は開館しています。明後日(13日(火))が振替で休館日になります。

明日の満潮時間10時37分 潮位200cm

明日の干潮時間15時59分 潮位141cm

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カワウとウミネコ

2024-08-10 23:18:35 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時57分 潮位224cm

今日の干潮時間14時57分 潮位100cm

 

今日もとても暑かったですね。

暑さに加え、臨時情報や台風5号など心配なことが重なっています。

備えはしつつも、どうか大きなことが起こらないよう、なるべく心穏やかに過ごせるよう願うばかりです。

 

毎日暑いですが、干潟が出ればウミネコやカルガモ、カワウなどが干潟に集まってきます。

日陰がなくて暑そうではあるのですが、カワウとウミネコは干潟に降りてじっと休んでいることが多いです。

昨日(↓)は庄内川の中ほどに出た干潟にカワウの群れとウミネコの群れが同時に休んでいて、黒色と白色にきれいに分かれていました。

みなさんも熱中症には引き続きお気をつけください。

 

さて、野鳥観察館の2階では「オーストラリアの野鳥」の写真展示を始めます(展示期間:2024年8月11日(日)~9月16日(月・祝))。

名古屋市はオーストラリアのジロング市と湿地提携をしており、2年に一度、中学生をジロング市に派遣して交流を行っています。

コロナ禍でしばらく派遣事業は中断していましたが、昨年度に再開され、2024年3月に中学生がジロング市に行ってきました。

その際に同行したスタッフが撮ってきた野鳥の写真を展示しています。

どれも日本国内では(野生化では)見ることができない野鳥です。

ぜひ野鳥観察館にお越しの際は2階まで足をお運びください。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ610、ダイサギ6、コサギ2、アオサギ11、マガモ4、カルガモ14、オナガガモ1、ホシハジロ4、キンクロハジロ2、スズガモ3、ミサゴ5、ダイゼン8、アオアシシギ1、キアシシギ5、イソシギ1、ソリハシシギ22、ウミネコ331

キジバト、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト

 

明日の満潮時間 9時41分 潮位212cm

明日の干潮時間15時25分 潮位120cm

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「干潟を音であそぼ♪」を今年も開催しました。

2024-08-08 23:44:17 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時42分 潮位242cm

今日の干潮時間14時06分 潮位 66cm

 

毎日とても暑い日が続いていますね。

大雨が降るなどして被害が出ている地域もありますが、8月に入ってからの藤前干潟周辺はほとんど雨が降っておらず、地面はカラッカラッです。

相変わらずムクドリやハシボソガラスなどが野鳥観察館前の水たまりに頻繁にやってきて、喉をうるおしたり、からだを冷やしに来ているようです。

 

そんな暑い日でしたが、昨日は、藤前干潟ふれあい事業の夏休みのイベント「干潟を音であそぼ♪」が開催されました。

今年もパーカッショニストの本多taco-bow正典さんに来ていただき、音で干潟を楽しみました。

今回は、最初に環境省名古屋自然保護官事務所の二宮アクティブレンジャーによる藤前干潟に関する自然のものの音を作って当ててみようというワークショップを実施。

「ふ」、「じ」、「ま」、「え」と名前のついた4つの容器に入ったものの音を聞いて、その音をそれぞれ作りました。

藤前干潟に関する自然ものとして入れたのは、干潟の砂、ヨシの枯れた茎、マガキの貝殻、稲永公園に生えているクロマツの松ぼっくり。

それぞれの音を聞きながら、それぞれの容器にものを入れました。

最後にtaco-bowさんと一緒に音を鳴らして聴いて答え合わせ。みんな、しっかりと音を聞いてくれていて正解だったようです👏。

 

続いて、taco-bowさんによるタイココミュニケーションを行い、オーストラリアの原住民アボリジニの歌やアフリカの歌にあわせて、みんなでジャンベというタイコを叩きました。

 

後半は、藤前干潟の映像に合わせたtaco-bowさんの演奏と二宮アクティブレンジャーのナレーションで藤前干潟の環境や生きものについて知りました。

そして、最後に「藤前干潟ウキウキソング」に合わせて生きものたちの動きをまねしたダンスを踊りました。

 

参加してくださったみなさんは、とても興味深そうに音を聞いてくれていたので、楽しんでもらえたかなと思っています。

参加いただいたみなさん、講師のtaco-bowさん、手伝っていただいたみなさん、ありがとうございました。

 

昨日(8月7日)に観察できた主な野鳥 カワウ469、ササゴイ2、ダイサギ23、コサギ2、アオサギ34、マガモ5、カルガモ209、ホシハジロ4、キンクロハジロ1、スズガモ4、ミサゴ7、アオアシシギ3、ソリハシシギ32、エリマキシギ1(♂)、ウミネコ382

キジバト、ムクドリ、ヒヨドリ、ハシボソガラス

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ365、ダイサギ7、コサギ1、アオサギ23、マガモ8、カルガモ11、ホシハジロ4、キンクロハジロ2、スズガモ4、ミサゴ6、ダイゼン7、イソシギ1、ソリハシシギ21、ウミネコ138

キジバト、シジュウカラ、スズメ、ムクドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 8時18分 潮位234cm

明日の干潮時間14時31分 潮位 82cm

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