藤前干潟
今日の満潮時間 6時30分 潮位253cm
今日の干潮時間12時33分 潮位 68cm
大潮を迎えた今日の藤前干潟、雨が降らないだけ助かりましたが、朝から無風状態の曇った蒸し暑い日でした。
今日は朝から藤前干潟全域でカウントが行われ、シギ・チドリは少ないものの冬鳥のカモ類が毎日少しずつ増えて来ています。
コガモが一番多く飛来していますが、他の種類も含めエクリプスの状態でコガモの群れの中からヒドリガモを数えるのはとても困難です。
何度も数えなおしていると、カウント途中でチュウヒが飛び回り群れを散らしてしまい、もう一度やり直しです。
カモさえ数えた後は、シギ・チドリの群れが飛来してくるまで少し余裕が出てきて、サギ類を数えていきます。
ちょうど目の前のダイサギが魚を捕えました。落として逃がさないよう干潟の上まで咥えてやってきました。スズキの稚魚セイゴでした。ハゼのようには簡単に呑み込めないのか何度も咥えなおして、頭から一気に飲み込んでいました。
足元との葦原からクイナの仲間の声がするので探していると、オオバンが葦原から干潟に出てきました。今季初です。
干潟の上を歩くと、木の葉形状の水かき(弁足)が観察できました。
どうも怯えて見えたのはハシボソカラスに目をつけられ追われているようで、ハシボソノガラスの前を横切るときは体を低くして目立たぬように泳いでいました。
でも、やっぱり見つかると一目散に飛んで逃げていきます。
プロミナの観察だけだとよく見えませんが、写真でとらえると改めて、脚の水かき(弁足)の形状がよくわかりますね。
オオバンは本州でも繁殖しているので留鳥となっている地域もありますが、藤前干潟では冬鳥として観察できます。
以前は東海地方ではまれに観察できる野鳥で、鳥を見始めた高校生の頃に、わざわざ戸笠池まで出かけて行ったのを思い出しました。
近年は冬場の池などで観察できる機会が増えて、最近は汽水域の藤前干潟でもよく観察できるようになりました。
今日の名古屋鳥類調査会・尾張野鳥の会合同、藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥 (堤防護岸より内側)公園内は含めず
カワウ404、ゴイサギ1、ダイサギ61、コサギ33、アオサギ62、マガモ92、カルガモ462、コガモ723、ヒドリガモ83、オナガガモ578、ホシハジロ3、キンクロハジロ18、スズガモ23、ミサゴ15、チュウヒ1、オオバン2、シロチドリ16、ダイゼン70、ケリ6、コオバシギ9、オバシギ23、アカアシシギ1、コアオアシシギ2、アオアシシギ18、イソシギ6、ソリハシシギ16、オグロシギ5、オオソリハシシギ15、ホウロクシギ1、ユリカモメ9、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、ウミネコ164他 合計45種3,252羽
月曜日は野鳥観察館の休館日です。
月曜日の満潮時間 7時02分 潮位250cm
月曜日の干潮時間13時01分 潮位 76cm
火曜日の満潮時間 7時34分 潮位245cm
火曜日の干潮時間13時28分 潮位 86cm