観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

11月に入りました。

2017-11-01 18:16:07 | 秋の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時44分 潮位 76cm
今日の満潮時間16時07分 潮位234cm

 

今日から11月。今年も残すところあと2か月と思うと、月日が経つのはあっという間だと感じます。

11月初日の今日は良く晴れて日差しが強く、風もなかったので、日なたにずっといると汗ばむほどでした。

 

導流堤の脇の干潟や藤前海岸前には、今日はあわせて7,500羽を超えるカワウが飛来し、干潟の一部はカワウで黒く埋め尽くされていました。

カワウの中には、早くも頭が白色になりかけている個体(繁殖期の婚姻色が出始めている個体)も見られました。

 

一方、護岸近くの干潟では、今日も多くのカモ、シギ・チドリなどが観察できました。

干潟の縁に集まるコガモやハマシギなど↓。

休息や羽繕いをしていたハマシギの群れの中には、メダイチドリも数羽混じっていました↓。

 

干潟では、餌を食べるのに夢中な鳥たちもいました。干潟に上がって・・・、

泥の中の餌をくちばしで濾しとって食べるコガモ(後方はハマシギ)↓。

ハマシギは泥の中にくちばしを何度も突き刺して、餌を探します。くちばしが泥だらけになっていました。

干潟をすごい速さで駆けながら餌を探していたコアオアシシギ↓。

 

コサギも干潟を歩きながら餌を探していましたが・・・、

ところどころで立ち止まって、片足を泥の中に入れて小刻みに動かしていました↓。10月29日(日)のNHK番組「ダーウィンが来た! 高速道路に5000羽!?サギ大集結」でもコサギの採餌の様子を紹介していましたが(場所は干潟ではありませんでしたが)、干潟でもコサギは足を泥の中に突っ込んで餌となる生きものを探している様子がよく見られます。 

 

最後はオバシギの群れ(ハマシギも混じっていました)↓。先週まで観察できたオオソリハシシギ、オグロシギは渡ってしまったのか、今週は姿を確認できていませんが、オバシギはまだ観察できます。庄内川河口の中央に現れた干潟で餌を探していたオバシギたちでしたが・・・、

潮が満ちて来て、干潟が水に浸かり始めると、一斉にまだ出ていた護岸近くの干潟へ向かって飛び立ちました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ67カワウ7,555、ダイサギ11、コサギ6、アオサギ35、マガモ43、カルガモ75、コガモ595、オカヨシガモ7、ヒドリガモ22、オナガガモ1,296、ハシビロガモ5、ホシハジロ38、キンクロハジロ35、スズガモ823、ミサゴ27、トビ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、オオバン11、シロチドリ47、メダイチドリ9、ダイゼン91、ハマシギ751、オバシギ13、コアオアシシギ1、アオアシシギ3、イソシギ2、ユリカモメ3、セグロカモメ4、ウミネコ47

 

明日の干潮時間10時27分 潮位 68cm
明日の満潮時間16時40分 潮位246cm

コメント
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