藤前干潟
今日の満潮時間 7時52分 潮位241cm
今日の干潮時間13時34分 潮位 79cm
2018年が始まりました。年始はいかがお過ごしでしょうか?
本日から名古屋市野鳥観察館は通常通り開館しています。
今年も野鳥観察館をどうぞよろしくお願いいたします。
今日は最初に写真展のご案内です。
昨年、藤前干潟ふれあい事業で展示作品の募集を行った藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」(2017年8月20日応募締め切り)。
たくさんの作品の応募をいただき、予定どおり、名古屋市野鳥観察館(展示期間:8月26日~9月24日)および名古屋市環境学習センター(展示期間:11月1日~11月30日)で展示を行うことができ、たくさんの方に足を運んでいただきました。
そして、さらに、この写真展を稲永ビジターセンターと東邦ガスエネルギー館でも行うこととなりました。
野鳥観察館のお隣の稲永ビジターセンターでの展示は今日から開始しています。
ということで、こちらは昨年末に行った展示作業の様子です↓。名古屋自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーさん2名と一緒に展示作業をしました。
稲永ビジターセンターの研修室で、1月31日(水)まで展示していますので、野鳥観察館にお寄りの際は、ぜひお隣まで足をお運びください。
【藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」の日程】
① 場所:稲永ビジターセンター 研修室 (〒455-0845 名古屋市港区野跡4-11-2稲永公園内)
期間:2018年1月4日(木)~1月31日(水)
※月曜日(祝日の場合は火曜日)および第三水曜日休館
※1月20日(土)に同会場で開催予定の「藤前干潟サイエンスカフェ」でも展示させていただきます。
②場所:東邦ガスエネルギー館 展示ホールギャラリー (〒476-8501 東海市新宝町507-2)
期間:2018年3月2日(金)~3月18日(日)
※土曜日休館
続いて、今日の藤前干潟周辺の報告です。
今朝はとても冷え込みましたね。しかし、今日は青空がまぶしいほど晴れ、多くのバードウォッチャーの来館がありました。
野鳥観察館から望む藤原岳の斜面は真っ白。
手前を飛んでいるのはオナガガモの群れです。
今日は潮がよく引き、お昼過ぎの干潮時間には大きく干潟が広がりました。
そして、その干潟には、多くのカモやカモメ、そして、シギ・チドリが飛来していました。
今日は、800羽弱のハマシギが観察でき、このハマシギの群れが飛ぶ様子も観察できました。
ハマシギの大きな群れが飛ぶと、その群れがまるでひとつの大きな生きもののように見えます。
そして、群れになったハマシギが一斉に方向転換をする度にお腹の白い部分と背中の褐色部が反転して、キラキラ光って見え、これがとても美しいのです。
これだけのハマシギが一斉に飛ぶ光景を見るのは久しぶりでしたが、やはり美しいと思いました。
こちらは、そんなに大きな群れではありませんでしたが、群れ飛ぶハマシギとダイゼン↓。白色の大きな鳥はユリカモメです。
4~5年前に比べると、ハマシギの飛来数は減っており、1,000羽を超えることが珍しくなりました。
ハマシギの大きな群れが飛ぶ光景を見る頻度も減っているので、残念に思っていますが、ぜひ、みなさんにも見ていただきたい光景です。
護岸近くでは、ハジロカイツブリが魚(恐らくマハゼ)を食べる様子を観察できました。
ハジロカイツブリには少し大きすぎる獲物のように見えましたが・・・、
何度か咥えなおして、
飲み込んでいました。
護岸で餌を探していたハクセキレイ↓。
護岸の岩場で岩に付着した藻のようなものを食べていたヒドリガモとマガモ↓。
ヒドリガモのメス↓。
採餌に忙しいヒドリガモのオス↓。
近くにはコガモも泳いでいました。
また、飛来数が回復してきて、今日は約1,800羽が観察できたオナガガモもじっくり観察できました。
今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ42、カワウ1,901、ダイサギ2、コサギ23、アオサギ8、ツクシガモ2、マガモ23、カルガモ25、コガモ56、オカヨシガモ2、ヒドリガモ24、オナガガモ1,791、ホシハジロ148、キンクロハジロ30、スズガモ81、ホオジロガモ1、ミサゴ5、トビ1、オオタカ1、チュウヒ3、ハヤブサ1、ハジロコチドリ2、シロチドリ57、ダイゼン90、ハマシギ776、イソシギ1、ダイシャクシギ5、ユリカモメ48、セグロカモメ8、オオセグロカモメ2、カモメ12、ズグロカモメ20
明日の満潮時間 8時33分 潮位233cm
明日の干潮時間14時16分 潮位 80cm