観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

明日は「さわやか自然百景」放送です。

2018-01-13 18:51:54 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 9時37分 潮位111cm
今日の満潮時間15時24分 潮位189cm

 

今日は、まずはテレビ放送のご案内です。

以前からご案内していますが、明日の朝に放送されるNHKのテレビ番組「さわやか自然百景」にて藤前干潟が紹介されます。

☆NHKテレビ番組「さわやか自然百景 ~愛知 藤前干潟~」

 1月14日(日)午前7時45分~午前8時00分(NHK総合)放送

 (再放送:BSプレミアムにて1月20日(土)午前8時15分~午前8時30分)

 →詳細はこちら(NHKのHP)

10~11月に撮影された渡り鳥をはじめとする藤前干潟の自然・生きものが紹介されるようです。

ぜひぜひご覧ください。

 

続いて、今日の庄内川河口の様子のご報告です。

今朝も非常に寒かったですね。

野鳥観察館の前の芝生一面に霜が降りていたり、稲永スポーツセンターの池の表面が凍っていたりしました。

風が少しだけ吹いていましたが、昨日に引き続き今日も青い空が広がり、日差しは暖かかったので、バードウォッチングには良い日だったと思います。

 

今日はユリカモメが非常に多く、約280羽をカウントしました。

干潟の縁に集まっていたユリカモメたちは白色の帯状に見え、遠くからでもよくわかりました。

ユリカモメは、頭を背中にうずめて休んだり、羽繕いをしていました。この中には、数羽のカモメも混じっていました。

護岸の陽が良く当たる場所でコガモたちも顔を背中に隠して休んでいました。

一方、その近くにいたイソシギは護岸の岩場で餌を熱心に探していました。

さらに、護岸近くを餌を探しながら飛ぶズグロカモメも観察できました。この個体↓はまだ若い個体です。

水面の下にカニをみつけると、翼をひるがえして急降下し、飛び込みます。

しかし、飛び込んだ瞬間、近くに浮いていたユリカモメが飛びかかりました。恐らくは、ズグロカモメが捕ろうとしたカニを横取りしようとしたのではないかと思います。

慌てて逃げるズグロカモメ・・・。

 

今日は稲永公園内で小鳥たちもよく観察できました。

まずは久しぶりに出会えたビンズイ↓。

センダンの実を食べていたムクドリ↓。ヒヨドリもやってきていました。

サザンカの蜜を求めてやってきていたメジロ↓。

 

メジロは、今日も野鳥観察館前の水たまりにもたくさんやってきました。この他、ウグイス、シジュウカラ、シロハラ、ヒヨドリ、キジバトも水を飲みにきました。

そして、キクイタダキ↓。松の木の高いところを、素早い動きで飛び回りながら移動しているので、なかなか写真に撮れませんが、今日はやっととらえられました。

「菊を戴く」という名前の由来となった頭頂部の黄色部分も少しだけ見えました。

今日、稲永公園周辺で観察できた鳥は、ビンズイ、ムクドリ、ヒヨドリ、メジロ、キクイタダキ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、キジバト、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、オオジュリン、ハシボソガラス でした。

 

寒いですが、青空の下、広大な干潟や公園の木々の中で鳥たちを探すのは気持ち良いです。

明日もお天気が良さそうですし、潮も良くなってきました。

防寒対策をしっかりして、バードウォッチングにお越しください。

明日の干潟の鳥の観察は、午前中がおすすめです。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ8、カンムリカイツブリ96、カワウ4,910、ダイサギ6、コサギ2、アオサギ18、マガモ40、カルガモ3、コガモ98、オカヨシガモ12、ヒドリガモ5、オナガガモ899、キンクロハジロ23、スズガモ91、ホオジロガモ3、ミサゴ11、オオタカ1、ノスリ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、シロチドリ70、ダイゼン46、ハマシギ713、イソシギ4、ダイシャクシギ5、ユリカモメ284、セグロカモメ24、オオセグロカモメ7、カモメ16、ズグロカモメ19

 

明日の干潮時間10時27分 潮位105cm
明日の満潮時間16時08分 潮位197cm

※明後日(15日(月))は休館日です。
明後日の干潮時間11時08分 潮位 97cm
明後日の満潮時間16時45分 潮位205cm

16日(火)の干潮時間11時44分 潮位 91cm
16日(火)の満潮時間17時19分 潮位211cm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする