観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギが1,200羽を超えました。

2018-01-21 15:50:35 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 8時41分 潮位215cm

今日の干潮時間14時27分 潮位 75cm

明日から天気が悪くなる事が予報されていますが、今日は風もあまり無く野外でも過ごしやすい日でした。

観察館の水場には、メジロやウグイス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ムクドリ、シロハラ、キジバトと次々に現れて水浴びに飛来してきました。

また、シジュウカラやメジロの群れと一緒にキクイタダキの姿も観察できました。

追記:「キクイタダキは何処で見られるの?」との問い合わせがありますが、毎日決まった場所や時間に観察できる訳ではありません。
公園内の松林周辺でシジュウカラやメジロの混群を探してみてください。

今日は月に一回の藤前干潟周辺鳥類調査が行われる日でした。

いつも館内からカウントしている場所も含め、藤前干潟全域のカウントをするため、多くの羽数が確認されました。

ただ、シギ・チドリについては、ハマシギやダイゼンの群れが、いきなり新川河口部に入った為、庄内川河口部では200羽程のハマシギの群れとコアオアシシギ1羽、イソシギ・ダイシャクシギがカウントされただけで、観察館のある庄内川河口部は少し寂しいカウント結果でした。

オナガガモのカウントをしていると、目の前でズグロカモメが水面に飛び込みました。
ヤマトオサガニを咥えています。

せっかく捕えたヤマトオサガニを落としました。水面にちゃぽん!

ズグロカモメ 「あぁ・・・・」

ヤマトオサガニ 「ラッキー!」

 

ヤマトオサガニ 「あぁ・・・・」

 

食べにくいので咥え直しただけでした。

足も取らず、一気に口の中へ。
ヤマトオサガニはハサミも小さいのでそのまま飲み込めます。

早く食べないと他のズグロカモメやユリカモメに奪われてしまいます。

少し苦しそうですが、無理やり飲み込みました。

今日のカウントでは1月5日以来、久しぶりに1,000羽超えのハマシギをカウントできました。一度数を減らしたカモ類も少しづつ数を増やしてきました。

来週は観察するには潮が少し悪いですが、明日からの寒波で引き続き飛来数を増やしてくることを期待しています。

今日行われた藤前干潟周辺鳥類調査でカウントされた主な野鳥 
ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ171、カワウ179、ダイサギ12、コサギ44、アオサギ45、マガモ149、カルガモ219、コガモ629、オカヨシガモ48、ヒドリガモ212、オナガガモ1923、ハシビロガモ3、ホシハジロ311、キンクロハジロ140、スズガモ397、ホオジロガモ3、ミコアイサ4、ミサゴ10、チュウヒ2、ハイタカ1、オオバン24、シロチドリ78、ダイゼン100、ハマシギ1247、コアオアシシギ2、アオアシシギ4、イソシギ15、ダイシャクシギ5、ユリカモメ131、セグロカモメ16、オオセグロカモメ7、カモメ52、ズグロカモメ22 他 合計50種 6,477羽

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間 9時12分 潮位210cm

月曜日の干潮時間15時04分 潮位 77cm

火曜日の満潮時間 9時46分 潮位203cm

火曜日の干潮時間15時50分 潮位 78cm

 

コメント
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