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観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

2月の定例鳥類調査

2022-03-01 22:00:54 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の干潮時間11時31分 潮位 88cm

今日の満潮時間17時07分 潮位222cm

 

3月の始まりの日の今日は午後から雨でした。

一日中、太陽が顔を見せず、底冷えがして少し憂鬱な気分になる日でした。

なお、一昨日までは観察できたヘラサギ2羽とクロツラヘラサギ1羽は、今日は確認できませんでした。

 

一昨日の2月27日の日曜日は、尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会が毎月1回行っている「藤前干潟周辺鳥類調査」の日でした。

干潮時間が9時過ぎだったため、早朝からのカウントになりました。

引き始めは夜明け前なので、現地に向かった時には干潟がだいぶ広がった後でした。

ヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ1羽がコサギと一緒に干潟で休んでいます。

数が増え始めたコサギの群れがこちらの水際にも集まっています。

コサギの足元にはハマシギの姿も。

毎年、最も寒い1月、2月は飛来数を減らしているハマシギですが、今日は藤前干潟全体で600羽を超える数を確認することが出来ました。

他には冬の干潟の常連となったハジロコチドリも4羽確認できました。

ハジロコチドリは夏羽の姿をなかなか観察できませんが、冬羽の姿なら比較的簡単に見つけることが出来ます。

他に越冬しているシギはアオアシシギが12羽、コアオアシシギが8羽。

そして珍しく干潟の開けた場所にタシギの群れを観察できました。

干潟の泥をつつき、ゴカイをとらえていました。

タシギは芦原の中の水路などで見つけることが多いので、開けた場所で長時間餌を探している姿を見るのは珍しいことです。

ハマシギの群れが干潟に飛来してきました。ハマシギの群れには少し大きなシギも混じっています(上の写真の中には2羽)。

ハマシギと一緒に干潟に飛来したのはオオハシシギでした。

この場所では、あわせて8羽のオオハシシギを確認できました(上の写真では3羽が写っています。中央にいるのは若いズグロカモメです。まだ頭が黒くなっていないですね。)

オオハシシギは毎年藤前干潟周辺で冬を越しています。

オオハシシギは国道23号よりも上流で確認できることが多く、日曜日の調査では23号より上流で4羽、下流で8羽が確認されています。

オオハシシギもゴカイを食べているようでした。

 

2月27日(日)の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の定例調査で観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ109、カワウ271、ダイサギ8、コサギ47、アオサギ23、ヘラサギ2、クロツラヘラサギ1、ツクシガモ2、マガモ87、カルガモ313、コガモ446、オカヨシガモ183、ヒドリガモ201、アメリカヒドリ1、オナガガモ371、ホシハジロ48、キンクロハジロ495、スズガモ458、ホオジロガモ3、ミサゴ6、トビ2、オオタカ1、ノスリ1、チュウヒ1、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、オオバン50、ハジロコチドリ4、コチドリ1、シロチドリ14、ダイゼン52、ハマシギ662、エリマキシギ1、ツルシギ2、コアオアシシギ8、アオアシシギ12、イソシギ8、ダイシャクシギ3、タシギ9、オオハシシギ12、ユリカモメ591、セグロカモメ26、オオセグロカモメ2、カモメ50、ズグロカモメ36 他 合計65種 4,934羽

 

明日の干潮時間12時07分 潮位 71cm

明日の満潮時間17時50分 潮位234cm

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