観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

雨の中の鳥類調査

2022-05-01 23:42:00 | 春の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

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藤前干潟

今日の満潮時間 5時54分 潮位241cm

今日の干潮時間12時16分 潮位 29cm

 

春の大型連休に入った日曜日の今日は、大潮を迎え、春のシギ・チドリの渡りのベストな日になるはずでしたが、あいにくの雨でした。

カメラマンやバードウォッチャーには最悪の天気ですが、シギ・チドリにとっては雨の日も関係ありません。

そして、さらに、今日は月一回行っている名古屋鳥類調査会、尾張野鳥の会の定例調査の日でした。雨の日の調査は、正直しんどいのですが、こちらも雨は関係なく行います。

最初に干出する導流堤の干潟には、引き初めかにオグロシギやオオソリハシシギ、チュウシャクシギといった大型のシギが飛来した後、ダイゼンやハマシギ、トウネンなど中型から小型のシギ・チドリが飛来して来ました。この群れの中には赤い夏羽のコオバシギも確認できました。

干潟が広がってくると、群れの一部のハマシギが近くに飛来して来ます。

一度、数を減らしたハマシギは、再び羽数を増やし、今日は1,432羽を確認しています。

(↑左からトウネン・ハマシギ・ダイゼン)

トウネンの飛来数も徐々に増えていき、今日のカウントでは231羽を確認できました。

今日は大潮、引き始めるとどんどん、あっという間に干潟が広がっていきます。
最初は導流堤の付け根の辺りに集まっていたシギ・チドリは、干潟が広がるにつれ、最河口部の干潟に移動していきました。
シギ・チドリの群れはその後、新川河口部へ、藤前地区が干出し始めると大部分は移動していきました。

 

今日の尾張野鳥の会・名古屋鳥類調査会合同の藤前干潟周辺鳥類調査でカウントできた主な野鳥 
カンムリカイツブリ8、カワウ287、ダイサギ43、コサギ20、アオサギ36、マガモ4、カルガモ78、コガモ189、ヒドリガモ36、オナガガモ7、シマアジ2、ハシビロガモ8、ホシハジロ11、キンクロハジロ94、スズガモ365、ミサゴ2、チョウゲンボウ1、オオバン4、コチドリ4、シロチドリ2、ダイゼン39、キョウジョシギ9、トウネン231、ハマシギ1432、コオバシギ1、ツルシギ2、コアオアシシギ4、アオアシシギ23、キアシシギ19、イソシギ8、ソリハシシギ3、オグロシギ11、オオソリハシシギ25、ダイシャクシギ1、チュウシャクシギ69、オオハシシギ2、タシギ2、ユリカモメ1、セグロカモメ2、ハジロクロハラアジサシ1、コアジサシ46 他  総計55種  3、272羽

 

明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

5月2日(月)
満潮時間 6時17分 潮位239cm
干潮時間12時46分 潮位 26cm

5月3日(火)
満潮時間 6時39分 潮位235cm
干潮時間13時16分 潮位 28cm


5月4日(水)
満潮時間 7時02分 潮位228cm
干潮時間13時47分 潮位 35cm

5月5日(木)
満潮時間 7時25分 潮位220cm
干潮時間14時19分 潮位 45cm

コメント
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