観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オグロシギが増えました。

2022-09-18 17:08:00 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 4時39分 潮位101cm
       15時50分 潮位170cm 

今日の満潮時間11時37分 潮位187cm

 

今日も小潮。昨日より1時間干潮時間が遅くなったので、同じ時間に出かけると昨日よりも干潟が残っていました。

明け方には雨も一時止んで、早朝は何とか天気がもってくれました。

そして、風がなく蒸し暑い朝でしたが、西の方には虹も見えました。

葦原の切れ間に、キセキレイを見つけました。

キセキレイは東海地方では珍しい鳥ではありませんが、藤前干潟周辺で見られるセキレイの仲間は、ハクセキレイが主で、時々セグロセキレイを見ることはありますが、キセキレイを見ることは年間を通して稀です。

また、今日は久しぶりにキアシシギを見つけました。

他のシギに比べ藤前干潟に戻って来るのが早いキアシシギは、8月に飛来のピークを終えており、9月に入って著しく飛来数が減っています。

朝から曇りの天気でしたが、時折、雲の隙間から陽が射します。

何かに驚いて飛び立ったオオソリハシシギが再び戻ってきました。

今日も藤前干潟では5羽を確認できています。

今日も小潮だったので、最大干潮時間からの観察になりました。干潮時間を過ぎたシギ・チドリ達は、すでにお腹が満たされたのか、餌を探すことは少なく、早々に後背地に移動していく個体が多く、7時前にはオオソリハシシギを含め大部分が休息のため後背地に移動していきました。

それでも一部のトウネンやハマシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギが残っていたので、昨日よりは寂しさを感じませんでした。

昨日までは5羽が確認されていたオグロシギは飛来数が増えて、14羽になりました。

オグロシギは秋に飛来数が多く、オオソリハシシギは春の飛来数が多いです。

今日も、昨日観察できたエリマキシギ↑やオオハシシギ↓もオグロシギと共に観察できました。

一方、昨日観察できた、キリアイやサルハマシギは確認できませんでした。

 

今日も台風の影響か、予定潮位よりも潮位が高い日でした。午後の干潮時間になっても干潟が干出せず、シギ、チドリは水面を飛び回ったり、諦めて導流堤に降りたままの個体が多かったです。

 

9月23日(金・祝)~25日(日)は、「秋の野鳥イベント2022」を開催します。

9月24日(土)の野鳥観察会と野鳥のおはなしは、まだ参加者募集中です。

ご参加をお待ちしています。

★9月23日(金・祝)~25日(日)秋の野鳥イベント2022@名古屋市野鳥観察館

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ1,665、ダイサギ29、コサギ1、アオサギ26、マガモ21、カルガモ150、コガモ51、オナガガモ47、シマアジ3、ハシビロガモ4、ホシハジロ1、ミサゴ7、トビ2、コチドリ1、シロチドリ1、ダイゼン15、トウネン72、ハマシギ243、アカカシシギ2、コアオアシシギ6、アオアシシギ22、イソシギ2、ソリハシシギ44、オグロシギ14、オオソリハシシギ5、エリマキシギ1、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、オオハシシギ1、ウミネコ25、オオセグロカモメ1

*今日は最大干潮時間に干潟があまり干出しなかったため、正確なカウントができていません。

 

明日は月曜日ですが、祭日のため通常通り開館します。

ただ、台風14号接近に伴い名古屋市に気象警報が出た際は、野鳥観察館は臨時休館となる場合があります。
臨時休館となった場合は、観察館日記および名古屋市野鳥観察館twitterでお知らせします。

明日の干潮時間 6時19分 潮位109cm
明日の満潮時間14時43分 潮位189cm

※9月20日(火)・21日(水)は振り替え休館日および第三水曜日のため休館します。


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