名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。
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藤前干潟
今日の満潮時間10時17分 潮位200cm
今日の干潮時間15時12分 潮位170cm
今日は野鳥観察するには干潮時間が夜中の3時41分と、お昼過ぎの15時12分のため、観察するには辛い潮周りでした。
それでも明け方過ぎに行けば干潟が残っているはず。
満ち潮の中での観察ではシギ・チドリ達の動きがあまり活発でないため、当たり外れが大きいですが、
今日以降は台風の影響で雨が予想されているのでダメもとで向かいました。
到着後、干潟を見渡してもシギ・チドリの姿は少なく、導流堤の干潟に集まっていたハマシギの群れも早々に飛び立って行きました。
しかし、左岸の干潟に残っているアオアシシギの足元に1羽のシギが降り立ちました。
サルハマシギです。9月10日に確認されて以来、見られたとの情報を聞かなかったので1週間ぶりの確認です。
潮が満ちて来て足が底に届かなくなっても、アオアシシギの周りを泳ぎながら一緒にいました。
その後、左岸の干潟が無くなって鳥たちの姿もなくなったので、別の場所に移動します。
今日は小潮で満潮時間の潮位が低いため、干出したままの干潟が残っています。
このところ観察できているオグロシギも休息していました。
そしてタシギやキリアイの姿も。
薄暗い、曇りの天気に警戒心を解いたのかタシギが活発に活動していました。
キリアイは3羽を確認。その後、引き初めの干潟でもオグロシギと共に確認できました。
キリアイとタシギ、他のシギと比べてみても、この2種は何処か色合いが似てませんか?
最大満潮時間を過ぎて、少しづつシギ・チドリが再び干潟に戻ってきます。
少しづつ潮が引き始めるとオオハシシギが1羽現れました。
オオハシシギは月例調査の時には他の調査区域で毎回確認されますが、名四国道以南では確認される事が少ない種類です。
干潟が干出し始めると、トウネンが再び干潟に集まり始めました。
今日はトウネンやハマシギの飛来数が昨日に比べ少し増えてきました。
先週よりオナガガモが増えてきた他、今日は25羽のシマアジを確認できました(↑左コガモ、右シマアジ)。
今日は台風の影響か満潮最大時間以降の潮の引きが遅く、予定潮位まで干潟が干出しない潮位の高い日でした。
台風通過後恒例の、秋のアジサシ祭りとシギ・チドリに期待しています。
今日観察できた主な野鳥 カワウ1,683、ダイサギ29、コサギ4、アオサギ65、マガモ43、カルガモ142、コガモ41、オナガガモ93、シマアジ25、ハシビロガモ14、ホシハジロ2、ミサゴ11、トビ3、コチドリ4、シロチドリ2、ダイゼン22、トウネン88、サルハマシギ1、ハマシギ252、キリアイ3、エリマキシギ1、アカカシシギ6、コアオアシシギ8、アオアシシギ37、イソシギ2、ソリハシシギ54、オグロシギ5、オオソリハシシギ5、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、オオハシシギ1、タシギ6、ウミネコ33
キジバト2、イソヒヨドリ1、ハクセキレイ4、セッカ8、スズメ15、ハシボソガラス2 他
9月23日(金・祝)~25日(日)は、「秋の野鳥イベント2022」を開催します。
9月24日(土)の野鳥観察会と野鳥のおはなしは、まだ参加者募集中です。
ご参加をお待ちしています。
★9月23日(金・祝)~25日(日)秋の野鳥イベント2022@名古屋市野鳥観察館
18日(日)の干潮時間 4時39分 潮位101cm
満潮時間11時37分 潮位187cm
19日(月・祝)の干潮時間 6時19分 潮位109cm
満潮時間14時43分 潮位189cm
台風接近に伴い名古屋市に気象警報が出た際は、野鳥観察館は休館となる場合があります。
観察館日記および名古屋市野鳥観察館twitterでご確認ください。
※9月20日(火)・21日(水)は振り替え休館日および第三水曜日のため休館します。