藤前干潟
今日の満潮時間 5時57分 潮位240cm
今日の干潮時間12時35分 潮位 42cm
今日も昨日に引き続き、最河口部では台風で避難してきたコアジサシで賑わいました。
早朝の満潮時間は名港トリトンの橋げた付近を飛び回っていましたが、干潮時間が近づき干潟が姿を見せ始めると次々と干潟に舞い降り、300羽以上の群れを観察できました。
今シーズンもコアジサシは藤前干潟近くで繁殖地を確保できなかった為、繁殖期でも藤前干潟では1日に数羽を観るだけで、これだけ多くの羽数を見るのは昨年の8月24日の台風の時以来です。
このときはセグロアジサシ3羽が確認されましたが、今回は新しい種類の確認できませんでした。
さて、今日は台風が過ぎ、日差しも戻ってきてとても蒸し暑い日となりましたが、干潟の出る11時頃に出掛けました。
出始めた干潟には、ケリ、ダイゼン、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギなどが飛来していました。
ゴカイを食べていたダイゼン↓。ダイゼン同士でゴカイを奪い合ったりしてもいました。
チュウシャクシギはカニを狙います↓。秋は、春よりも飛来数がかなり少ないです。
そして、しばらくするとオバシギ2羽が飛来しました。(このとき、1羽のオバシギは導流堤前の干潟に残っていました。)
羽根にサブターミナルバンドがあることなどから、今年生まれと思われます↓。
頭を下げたまま、くちばしを何度も突き刺しながら餌を探しているのを見ていると、首は痛くならないのか、毎回心配になります。
この後、オバシギは3羽そろって、永徳スリップの南の干潟に一瞬だけ飛来しました。
台風の影響で今日は潮の引きが予定よりかなり悪かったようで、この場所がほとんど干潟にならなかったため、あっという間に導流堤の脇の干潟に戻ってしまいました。
また、先日まで確認できていたカラシラサギ1羽は、台風が過ぎて、再び姿を見せたようで、今日は導流堤の前の干潟で餌を獲っているのを観察できました。
今日観察できた主な野鳥 カワウ517、ササゴイ1、ダイサギ45、コサギ35、カラシラサギ1、アオサギ47、マガモ53、カルガモ116、オナガガモ1、スズガモ11、ミサゴ7、トビ1、ケリ4、ダイゼン39、キョウジョシギ2、オバシギ3、アオアシシギ38、キアシシギ28、イソシギ4、ソリハシシギ63、オグロシギ5、オオソリハシシシギ4、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ8、ウミネコ170、アジサシ4、コアジサシ347
※昨日のブログ記載の大型アジサシSPについて数件問い合わせがありました。
SPはspecial(スペシャル)では無く、species(スピーシーズ=種)の略です。
たとえば、スズガモとキンクロハジロは同じハジロ属のカモで、それぞれ「カモ科ハジロ属スズガモ」、「カモ科ハジロ属キンクロハジロ」と分類、標記されます。
調査などで遠くのキンクロハジロとスズガモなどハジロ属のカモが識別不可能な時には、ハジロ属の一種という意味で「ハジロSP」と記入します。
昨日の大型アジサシSPについては、想像ではオオアジサシがハシブトアジサシだろうと思っていますが、霞んでいて特徴までは分かりませんでした。
昨年8月24日のセグロアジサシは3km先でも特徴を識別できましたが、今回はアジサシよりも大きなアジサシであるということまでしか確認できませんでしたので、大型のアジサシ属の一種という意味で「大型アジサシSP」と標記させていただいています。
【明日、8月17日(土)は、「8月の渡り鳥調査隊」と「ミニデコイ塗り」のイベントを実施します。】
渡り鳥調査隊は当日も参加を受け付けます。(ミニデコイ塗りは当日受付です。)
秋の渡りでやってきたシギ・チドリも見られるはずです。
参加される方は熱中症、日焼け対策を忘れないようお願いします。
ご参加お待ちしています。
【あと2日!秋の野鳥写真展「鳥のいる風景」の募集】
現在、今年の秋の野鳥写真展の展示作品の募集をしています。
その募集締め切りまで【あと2日】となりました(締切は8/18(日))。
(今週はたくさんの作品を応募いただきました。すでに応募いただいたみなさま、ありがとうございました。)
まだまだ、作品の応募をお待ちしていますので、よろしくお願いします。
なお、今年の秋の写真展のテーマは「鳥のいる風景」。
※藤前干潟で撮影したものでなくても、国内で撮影したものであれば大丈夫です。
写真展の応募方法・写真展開催予定等はこちらのチラシ(PDF)をご覧ください。
明日の満潮時間 6時30分 潮位243cm
明日の干潮時間13時03分 潮位 45cm
18日(日)の満潮時間 7時03分 潮位242cm
18日(日)の干潮時間13時30分 潮位 51cm
※8月の休館日→19日(月)・21日(水)・26日(月)