観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

野鳥の足型とり

2025-02-15 23:29:38 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時43分 潮位234cm

今日の干潮時間13時36分 潮位 65cm

 

一昨日はとてつもない強風が吹いていて嵐の様でしたし、相変わらずとても寒い日が続いていましたが、今日は風もなく、とても穏やかでした。

今日は2月の渡り鳥調査隊を開催。

お天気の良い日となったからか、この時期にしてはとても多くの方に参加いただきました。

まずは野鳥観察へ。気候が良く、屋外での野鳥観察も苦になりませんでした。

護岸で休むオナガガモ、マガモ、キンクロハジロなどを観察できました。

ズグロカモメも観察できましたが、ズグロカモメの中には頭の色がかなり黒くなってきている個体が見られました。

 

野鳥観察後、干潟が出てきたところで足跡を探しに行きました。

干潟にはカモと思われる足跡がいっぱい。

カモではない、イソシギがハクセキレイと思われる足跡も。

そして、気に入った足跡に石こうを溶かして流し込みました。

かたまった後、そっと石こうをとり、優しく水で洗うと、足跡がきれいにかたどられていました。

石こうがうまくかたまるか、毎回ドキドキのイベントですが、今回はみなさんそれなりにうまく足型をとることができたようです(良かった!)。

 

また、石こうがかたまるのを待つ間、干潟で生きものを探してみたところ、たくさんのクシクラゲやドフラインクラゲ、タチウオの幼魚、タカノケフサイソガニ、ヤマトシジミなどがみつかりました。

ドフラインクラゲは春を告げるクラゲとも呼ばれているそうで、穏やかな春の干潟を楽しむことができました。

 

 

今日の渡り鳥調査隊に参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

石こうの足型とりも成功して安心していますし、野鳥も干潟の生きものも観察できて嬉しく思っています。

渡り鳥調査隊は毎月1回開催しているイベントです。次回は3月15日に開催します。

ご参加をお待ちしています。

 

2月12日(水)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ27、カワウ37、コサギ1、アオサギ3、マガン1、マガモ46、カルガモ11、ヒドリガモ4、トモエガモ18、オナガガモ1,045、キンクロハジロ4、スズガモ791、ホオジロガモ2、ミサゴ4、トビ1、チュウヒ1、シロチドリ2、ダイゼン53、ハマシギ1,459、ダイシャクシギ2、ユリカモメ10、セグロカモメ8、カモメ3、ズグロカモメ18

ジョウビタキ、ヒヨドリ、メジロ、ハシボソガラス

 

明日の満潮時間 8時04分 潮位231cm

明日の干潮時間14時03分 潮位 62cm

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