観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

アジサシの仲間が飛来しました。そして改めて撮影される方へお願い

2019-08-15 16:32:32 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 5時24分 潮位235cm

今日の干潮時間12時04分 潮位 43cm

 

台風10号が接近している影響で、今朝7時28分に名古屋市に暴風警報が発表されましたので

本日は名古屋市野鳥観察館は臨時休館いたしました。

昨日、藤前干潟に飛来し始めたアジサシの仲間は今日も庄内川河口部で観察できました。

8月中旬のアジサシ祭りとなったため、飛来したのはコアジサシが主体でアジサシ・クロハラアジサシ・ハジロクロハラアジサシは少数の飛来でした。

そして、12日・13日に2羽、昨日(14日)に1羽観察できていたホウロクシギは3羽になりました。

オオソリハシシギも昨日の3羽から4羽に増え、

13日に4羽確認されていたオグロシギは、今日は5羽が飛来しました。

1km以上先で写真では遠くて分かりませんが、オグロシギをスコープで観ると、姿が良く似ているオオソリハシシギとは餌の獲り方が違い、どちらかと言うとオバシギのように絶えず下を向いて、細かく嘴を泥に刺すように餌を探します。

視界不良もあって一部の鳥の全数は押さえられなかったですが、今日は多くの鳥たちが藤前干潟に避難してきています。反対にサギ類は強風で藤前干潟からは避難したのかカウント数は少な目です。

 

最後に、撮影の為に高水敷を降り、左岸葦原部分への立ち入る事を止めていただくよう、改めてお願いします。

残念な事に今日もカメラマンの葦原内での撮影行為がありました。

「昨日も左岸に来た方と思われますが、
みんなが居るから入らないでは無く、入ってはいけない場所と認識ください。 」

この部分は堤防の補強工事前には葦原が広がっていた場所で、工事完了後も葦の生育が悪く何年もかかってやっと今の状態まで復元してきました。

葦原が広がっていた工事着工前は堤防上から観察や撮影が行われていましたが、葦原が消えた後は見通しが良く撮影スポットとしてカメラマンの皆さんが集まる場所になっていました。

昨年の秋ごろから葦の背が高くなって撮影し辛くなり、見通しを良くするために誰かに葦が切られること等がありました。

私達としましては、以前の葦原の広がる河口部を藤前干潟連絡協議会や河川管理者の国土交通省と協議し保全活動を行っています。

どうぞ、ご理解ください。

葦原が広がって撮影し辛い時の撮影等は、堤防上からお願いします。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ171、ダイサギ4、コサギ5、アオサギ5、マガモ14、カルガモ154、スズガモ5、ミサゴ3、ダイゼン23、キョウジョシギ3、オバシギ3、アオアシシギ27、キアシシギ19、イソシギ2、ソリハシシギ33、オグロシギ5、オオソリハシシギ4、ホウロクシギ3、チュウシャクシギ9、ウミネコ249、ハジロクロハラアジサシ2、クロハラアジサシ2、アジサシ3、コアジサシ136、他大型アジサシSP1

明日は午後からの干潮時間で、引き始めも遅くなるので11時前後からの観察をお勧めします。

台風10号が抜けるのに時間がかかりそうなので、明日もアジサシ達に会えるかもしれません。

 

明日の満潮時間 5時57分 潮位240cm

明日の干潮時間12時35分 潮位 42cm

 

17日(土)の満潮時間 6時30分 潮位243cm

17日(土)の干潮時間13時03分 潮位 45cm

 

18日(日)の満潮時間 7時03分 潮位242cm

18日(日)の干潮時間13時30分 潮位 51cm

 

※8月の休館日→19日(月)・21日(水)・26日(月)  


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