観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

先日のセグロカモメとヨシ原

2021-02-20 21:00:59 | 冬の藤前干潟

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藤前干潟

今日の満潮時間10時20分 潮位177cm

今日の干潮時間18時03分 潮位 81cm

 

一昨日は雪が降っていましたが、今日は昼間はポカポカ、暖かな日で、稲永公園は賑わっていました。

干潮時間が早朝と夕方で潮が悪く、干満差が小さいので、干潟が大きく出ることはありませんが、干潟が出ている時間が長く、今日は長い間、カワウの大群が干潟で休んでいたり、シギ・チドリが干潟で餌を食べている姿を観察できました。

 

今日は、先週日曜日(14日)の定例調査時に出会ったセグロカモメをご紹介。

道路などの電灯の上にカモメの仲間が休んでいるのをよく見かけますが、この日、南陽大橋の電灯で休むセグロカモメを発見。

ちょうど真下で調査していましたが・・・、

調査している人が気になるようで何度も下をのぞき込んでいました。

真下からも。

そして、このセグロカモメが休んでいた真下の欄干にはこんなものがありました。何か良く分かりませんが、カモメの仲間のペリットだったりするのでしょうか?近くには糞もいくつか落ちていました。

セグロカモメは、私たちがその場を離れた後も、のんびりと電灯の上で休んでいたようです。

ちなみに、南陽大橋からは、庄内川の広大なヨシ原を見ることができます。現在は枯れて茶色ですが、夏は緑色が鮮やかな光景が見られます。

河口の干潟だけでなく、このヨシ原のある場所も国指定藤前干潟鳥獣保護区に含まれており、この広いヨシ原も藤前干潟の宝のひとつです。

しかし、ヨシ原のところどころには、ペットボトルなどの大量のごみが漂着している場所もあり、気になります。ヨシ原は、こういったごみをキャッチし、庄内川河口のさらに先の伊勢湾へ出るのを防いでいるとも言える一方、この漂着ごみがヨシ原の生育を阻害しているのではないかともヨシ原調査等で考えられています。

南陽大橋からはカワウが繁殖中の鉄塔(カワウマンション)も見られました。

 

昨日(2月19日)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ2,320、カワウ396、ダイサギ1、アオサギ32、マガモ38、カルガモ72、コガモ14、ヒドリガモ11、オナガガモ116、ホシハジロ15、キンクロハジロ311、スズガモ236、ホオジロガモ2、ミサゴ9、ハヤブサ1、シロチドリ7、ダイゼン46、ハマシギ1,178、コアオアシシギ4、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ301、セグロカモメ20、カモメ6、ズグロカモメ17

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ3、カンムリカイツブリ1,710、カワウ4,853、ダイサギ1、コサギ1、アオサギ27、マガモ26、カルガモ72、トモエガモ2、ヒドリガモ5、オナガガモ137、ホシハジロ11、キンクロハジロ138、スズガモ128、ホオジロガモ1、ミサゴ8、シロチドリ6、ダイゼン36、ハマシギ406、コアオアシシギ3、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ251、セグロカモメ14、オオセグロカモメ5、シロカモメ1、カモメ5、ズグロカモメ21

 

明日の満潮時間11時12分 潮位165cm

明日の干潮時間19時43分 潮位 76cm


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