観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ヘラサギも、秋のシギ・チドリも、まだ観察できました。

2019-10-22 16:34:38 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時44分 潮位 83cm

今日の満潮時間13時00分 潮位197cm

 

昨日の天気予報では今日は雨が予想されていましたが、明け方には雨は止んで時間が経つとともに曇りから快晴へと天気は回復していきました。

今日は小潮で干潮時間は明け方前の5時過ぎと夜の7時過ぎでした。

観察館が開館する頃には最大干潮時間が終わって3時間程経った後で、満潮に向けて潮位が上がり干潟が小さくなってくる時間でした。

導流堤の干潟も小さくなって、土曜日・日曜日に観察されたヘラサギは上流部でサギの仲間と休息に入っていました。

ヘラサギによく似たクロツラヘラサギは嘴から目元まですべて黒いですが、ヘラサギは黒い嘴の先端が黄色く、白い頭部に小さな黒い目が目立ちます。

さらに導流堤の干潟が小さくなってくるとオオソリハシシギとハマシギの群れが左岸に飛来しました。

10月も後半になってシギ・チドリの渡りは終わりを迎えたと思っていましたが、昨晩の強い雨で移動中のシギ達が新たに藤前干潟に避難してきたのでしょうか?

群れの中には一度すべて抜けたオグロシギも確認できます。(写真↑左オグロシギ・右3羽オオソリハシシギ・下ハマシギ)

例年、秋はオオソリハシシギよりもオグロシギの方が飛来数が多めなのですが、珍しく10月後半に30羽を超えるオオソリハシシギが飛来しました。

続いてはオグロシギを主とした群れが飛来しました。

名前通りに飛翔時には黒い尾羽が目立ちます。

10月11日以降藤前干潟から抜けてしまったオグロシギですか、今日は11羽を確認できました。

干潟に下りて餌を探すオグロシギの横には、ハマシギの姿もありました。

ダイゼンも飛来。ダイゼンは21羽を確認しています。

日曜日に確認されていたオオハシシギは、今日も観察できました。(写真↑左オオハシシギ、右ハマシギ)

他の場所でもオオハシシギが3羽観察できて、全部で4羽を見ることが出来ました。河口部で、まとまった数を見ることは稀な事です。

まだ冬鳥として飛来するハマシギは飛来数が伸びませんが、今日は112羽をカウント出来ています。

ハマシギはこれから11月末ごろに飛来数のピークを例年は迎えます。

 

20日(日)に観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ3、カワウ1,665、ダイサギ25、コサギ4、アオサギ29、ヘラサギ1、マガモ18、カルガモ22、コガモ530、ヒドリガモ22、オナガガモ1,097、ホシハジロ10、キンクロハジロ2、スズガモ168、ミサゴ10、トビ1、シロチドリ5、ダイゼン23、ハマシギ40、コオバシギ1、オバシギ5、オオハシシギ1、イソシギ2、オオソリハシシギ22、ホウロクシギ2、ユリカモメ7、セグロカモメ4、オオセグロカモメ1、ウミネコ23

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ699、ダイサギ22、コサギ7、アオサギ37、シマアジ5、マガモ12、カルガモ73、コガモ513、ヒドリガモ63、オナガガモ1,089、ホシハジロ8、キンクロハジロ3、スズガモ289、ミサゴ9、トビ1、ノスリ4、ダイゼン21、ハマシギ112、コオバシギ1、オバシギ4、オオハシシギ4、コアオアシシギ1、アオアシシギ4、オグロシギ11、オオソリハシシギ37、ホウロクシギ1、セグロカモメ1、ウミネコ5

 

【今週末(10/26)の藤前干潟のイベント】   

☆10月26日(土) 2019年秋の藤前干潟クリーン大作戦(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

 

☆10月26日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF) 

 

 

明日の干潮時間 7時24分 潮位 79cm

明日の満潮時間14時31分 潮位209cm


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