観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

中学生来館とウミネコ飛来

2018-06-12 19:50:43 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時50分 潮位 30cm
今日の満潮時間17時18分 潮位247cm

 

今日は青空が広がり気温は上がりましたが、冷たい強風が吹いて、庄内川の川面は白波が立つほどでした。

午前中は、港区内にある中学校の生徒(約200名)が、野鳥観察館と稲永ビジターセンターを訪れ、野鳥観察、藤前干潟を紹介した映像の鑑賞、館内展示の見学、近くにある干潟の観察(護岸の上から)などをして、藤前干潟について学んでいました。

多くの生徒さんが一度に観察館を訪れたので、野鳥観察館はとても賑やかでした。

野鳥観察館では望遠鏡を使って、捕まえてきた魚を食べているミサゴ、魚を狙って干潟の縁を歩くサギの仲間、干潟の上で餌を食べるマガモ・カルガモ、干潟の上で翼を広げて羽を乾かしていたカワウなどを観察できました。

また、観察館内にある野鳥の写真展示や剥製展示を熱心に見ている生徒さんもいました。

自分たちが住む港区に藤前干潟という自然豊かな場所があることを、これから大人になってもしっかり覚えていてほしいと思います。

 

稲永公園では、ピンク色の小さな花をつけた植物をあちこちに見られるようになってきました。

らせん状に花をつけるネジバナです。

このネジバナ、ランの仲間なんだそうです。

こちらの並んで咲いていたネジバナですが、よくよく見ると左の方が右巻きで、右の方が左巻きです。巻き方には右も左も両方あるようです。

このネジバナ、これからしばらくは稲永公園で楽しめると思います。

 

今日も干潟では、チュウシャクシギの群れ(12羽)を観察できました。(チュウシャクシギの写真はFさんから提供いただきました。)

 

また、強風の影響からかウミネコの群れ(34羽)が飛来しました。ウミネコの群れの飛来は今季初確認です。

今日飛来したウミネコはまだ若い個体が多いようでした。

藤前干潟では、例年、夏にウミネコが多数飛来します。

これから繁殖を終えたウミネコが徐々に飛来し、数が増えていくはずです。

 

明日の干潮時間11時34分 潮位 14cm
明日の満潮時間18時06分 潮位258cm

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