観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

久々のシギ・チドリ

2016-12-17 17:26:55 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時25分 潮位237cm
今日の干潮時間14時05分 潮位 94cm

 

今日の午前中は風がほとんどなく、昨日の荒れたお天気が嘘のように大変穏やかでした。

川面も凪いでおり、水面に浮かんで休んでいるオナガガモやコガモなどの群れがゆっくり野鳥観察館前を下流に流れていくのが観察できました。 

 マガモは護岸の日の当たる場所で休んでいました。

 

今日は、ハマシギやダイゼン、シロチドリの飛来数は非常に少なく、ハマシギは50羽、ダイゼンは28羽しかカウントができませんでした。

しかし、その中の一部が庄内川護岸近くの干潟に入り、比較的長い間餌をとっていたので、久しぶりに写真を撮ることができました。

(最近は庄内川護岸近くの干潟に入っても一時的なもので、新川の干潟などにすぐ移動してしまうため、なかなか写真が撮れていませんでした。)

↓干潟に降り立つダイゼンとハマシギ。

↓ダイゼンは餌を探しながら、護岸に近づいてきました。

↓護岸近くにやってきたハマシギも少しだけいました。

 ↓干潟の中ほどを走っていたシロチドリ。

 

シギ・チドリたちを観察してしばらくすると、急にシギ・チドリたちがカモと一緒に飛び立ちました。上空を見るとノスリが旋回中。

このノスリに驚いて飛び立ったようです。ノスリは、翼角(翼の中央上部)に暗褐色の模様が目立ちます。

 

ノスリの近くにはミサゴも飛んでいました。よく見ると、足には魚をつかんでいました。 

 

また、遠くからにぎやかな鳴き声がすると思ったら、ヒヨドリの群れが近づいてきて、干潟さらにはヨシ原の上をまっすぐ川の上流へ飛んでいきました。

 

最後は夕日。今日も雲が多かったですが、雲の合間から夕日を見ることができました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ7、カンムリカイツブリ73、カワウ818、ダイサギ2、コサギ6、アオサギ32、マガモ9、カルガモ84、コガモ247、オカヨシガモ5、ヒドリガモ31、オナガガモ1,047、ハシビロガモ1、ホシハジロ10、キンクロハジロ2、スズガモ556、ミサゴ24、ノスリ1、チュウヒ1、ハジロコチドリ1、シロチドリ41、ダイゼン28、ハマシギ50、ダイシャクシギ2、ユリカモメ81、セグロカモメ7、オオセグロカモメ4、カモメ20、ズグロカモメ27

明日の満潮時間 9時05分 潮位226cm
明日の干潮時間14時46分 潮位 99cm

※明後日(19日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 9時45分 潮位213cm
明後日の干潮時間15時31分 潮位104cm

20日(火)の満潮時間10時26分 潮位202cm
20日(火)の干潮時間16時29分 潮位108cm

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初雪

2016-12-16 17:52:44 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時44分 潮位246cm
今日の干潮時間13時25分 潮位 89cm

 

今朝、名古屋で初雪が観測されましたが、野鳥観察館のある港区の庄内川河口でも開館直前に雪が降っているのが見られました。

午前中は特に冷たい風が強く吹いており、とても寒い一日でした。

 

こんな寒い日でしたが、シニア大学を受講されている約35名の方が来館され、

館内および屋外で野鳥観察をした後、館内にある野鳥の剥製を見ながらそれぞれの野鳥の特徴などを熱心に学ばれていました。

 

今日は10時半頃から干潟が広がり始めましたが、

シギ・チドリは風を避けるためにどこか別のところにいたのか、昨日ほどの数は確認できませんでした。

(今日観察できたシギ・チドリ:シロチドリ41、ダイゼン40、ハマシギ383、イソシギ2、ダイシャクシギ3)

しかし、いつもは導流堤脇の干潟にいるダイシャクシギが、川の中ほどに現れた干潟に3羽揃って飛来し、

いつもより近くで観察することができました。

長いくちばしと、体の下面が白色であるのがよく確認できました。(ダイシャクシギとよく似るホウロクシギは体の下面は淡い褐色であることが多いです。)

 

護岸には、風を避けるために集まったヒドリガモ、オナガガモなどが休んでいました。

そのカモたちのすぐ近くをイソシギ2羽が飛んでいました。イソシギは翼を細かく震わせながら飛ぶのが特徴です。

 

また、ヨシ原にはスズメの群れが休んでいました。時折吹く強風で大きく揺れるヨシに必死にとまっていました。

しばらくすると、公園の芝生におりて、脇目もふらず餌をとっていました。

 

そして最後は、野鳥観察館前から望んだ夕日。

↓昨日のブログに掲載できなかった昨日の夕日の画像です。

↓今日の夕日は、昨日と違って雲に隠れてしまいましたが、雲の合間から空の上の方に漏れた光がきれいでした。

 

明日の満潮時間 8時25分 潮位237cm
明日の干潮時間14時05分 潮位 94cm

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オナガガモの群れ

2016-12-15 16:21:17 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時00分 潮位251cm
今日の干潮時間12時44分 潮位 85cm

 

今日は昨日ほど風は強くありませんでしたが、昨日より風が冷たく、身に染みました。

お昼頃に北風に逆らいながら、庄内川の堤防沿いを歩き、干潟を見に行くと、ハマシギ、ダイゼン、オナガガモ、コガモなどが飛来していました。

また、ズグロカモメが護岸の近くを度々飛んでいました。

 

ハマシギの群れは、観察し出してしばらくすると、一斉に飛び立ち、新川の方へ去ってしまいました。このとき、庄内川護岸近くの干潟に飛来していたのは約270羽でしたが、庄内川河口全体では1,327羽のハマシギを確認できました。

 

また、今日はオナガガモの大きな群れが長い間、飛び回っているのを見ることができました。シジミ漁の船などが庄内川河口に連日来ている影響などで、庄内川河口で過ごすオナガガモは少し減っており、今日は421羽のみのカウント数でした。

↓トリトン(名港西大橋)近くを飛ぶオナガガモたち。

しばらく飛んだ後、庄内川河口の水深の浅い場所に戻って餌を食べていました。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ48、カワウ1,060、ダイサギ5、コサギ9、アオサギ27、マガモ17、カルガモ74、コガモ444、オカヨシガモ33、ヒドリガモ12、オナガガモ421、ホシハジロ21、キンクロハジロ90、スズガモ448、ホオジロガモ2、ミサゴ7、チュウヒ2、ハヤブサ1、ハジロコチドリ1、シロチドリ66、ダイゼン104、ハマシギ1,327、イソシギ1、ダイシャクシギ3、ユリカモメ125、セグロカモメ17、オオセグロカモメ1、カモメ16、ウミネコ7、ズグロカモメ16

 

明日の満潮時間 7時44分 潮位246cm
明日の干潮時間13時25分 潮位 89cm

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強風の一日

2016-12-14 16:11:30 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間12時01分 潮位 83cm
今日の満潮時間17時46分 潮位242cm

 

今日はとても風が強い日で、鳥たちは風にあおられて飛ぶのが大変そうでした。

河口の下まで流されてしまったチュウヒが、野鳥観察館前を水面ギリギリの低空で通過して、上流に戻っていく姿も見られました。

 カモメも風に流されて、野鳥観察館のすぐ近くまできていました。

 

護岸で休むカモたちの羽は風で逆立っていました。

いつもは庄内川のもう少し上流で観察されるハシビロガモも、北西の風の影響で下流に流されてきたようで、野鳥観察館前の護岸近くで見ることができました。(写真はハシビロガモのオス。この個体は、ほとんどが繁殖羽に生え変わっていますが、まだ少しエクリプスの羽が残っているようです。)

波に揺られながらも、ハシビロガモというその名前の由来となった大きな平たいくちばしで餌を必死にとっていました。

 

今日の干潟には、以下のシギ・チドリが飛来していました。

シロチドリ37、ダイゼン90、ハマシギ259、ダイシャクシギ3

いつもなら干潟の上を足早に歩いて餌をとるシギ・チドリも強風の中ではなかなか早く歩けないようで、

ダイゼンなどはしゃがみこんだりする姿も見られました。

 

明日の満潮時間 7時00分 潮位251cm
明日の干潮時間12時44分 潮位 85cm

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ミサゴのダイブ

2016-12-13 17:31:09 | 冬の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時15分 潮位 83cm
今日の満潮時間17時04分 潮位240cm

 

今日は朝から雨が降っており、庄内川河口は一日中、視界が悪い状況でした。

そんなお天気の中でしたが、野鳥観察館のすぐ近くの川面にダイブしているミサゴをみつけました。

このミサゴ、飛びこむ直前に後ろ向きに足を開いており、まだあまり狩りがうまくないようです。 

川にダイブしたものの、魚を捕えられず、浮上・・・。この後も何回もダイブにチャレンジしていましたが、結局魚は捕まえられなかったようです。 

 

一方、稲永公園の野球場では、40~50羽のツグミが地面で餌をとっているのが観察できました。時折、何かに驚いて木の枝にとまり、しばらくするとまた地面に降りて食事をしていました。

 

【1月の藤前干潟に関するイベントのお知らせ】

☆第6回ごみと水を考える集い
内容:「伊勢・三河湾の漂着ごみゼロ」と「ごみがうまれない社会創り」の啓蒙活動とネットワーク作りの推進を目指して行われている集いです。
日時:1月22日(日)13:00~17:30
場所:稲永スポーツセンター
※詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦HP)をご覧ください。


☆1月の渡り鳥調査隊
内容:藤前干潟に飛来する野鳥を観察し、種類と数を調べます。冬鳥であるカモ、カモメ、ミサゴ、ハマシギなどを観察できるはずです。
日時:1月28日(土)11:00~13:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:防寒着、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160


☆藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟とつながる海~伊勢湾の流れ~」
内容:干潟をつくり、生きものを支える「海の流れ」について専門家からお話しを聴きます。
   講師:小椋進氏(国交省名古屋港湾空港技術調査事務所所長)
   ファシリテーター:伊藤健吾氏(岐阜大学応用生物科学部准教授)
日時:1月28日(土)13:30~15:00
場所:稲永ビジターセンター
定員:20名(先着・事前申込み)
参加費:無料
申込み・問い合わせ先:
    環境省名古屋自然保護官事務所
    TEL:052-389-2877、FAX:052-389-2878
    メール:WB-NAGOYA@env.go.jp
締切り:1月23日(月)必着 ※定員に満たない場合は、継続募集
主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
協賛:イオンモール名古屋茶屋店

明日の干潮時間12時01分 潮位 83cm
明日の満潮時間17時46分 潮位242cm

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