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忍者雲の講習会

今日は気象予報士会の勉強会に参加した。
僕のテーマである北東気流のひとつのパターンである忍者雲の話を聞かせていただいた。その話の中で講師の方が「私は1000枚の鉛直断面図を見ました」と話された。

僕は沈降性逆転層が下降して、北西風が迂回して忍者雲が発生するという話も興味深かったけれど、それと伴に「1000枚の図を見ればあれだけ堂々と生き生きと話せるんだ」とそちらの方により考えが向いた。

実際は1000枚どころでなく何千枚の図、さらに他の図も何千枚と見て研究されたのだろう。そうして先生は「モナリザの微笑」と言われていた気象の美しさを見る事が出来たのだろう。

でも僕だって何千枚の図を見て研究すれば「モナリザの微笑」は拝めなくても自分なりの喜び、気象の醍醐味の一部は味わえるのではないかなと帰りの電車で考えた。

気象は正直だし。おおげさだけど学問は平等なのではと思えた。

今のこの気持ちを大切にしたい。毎日、一枚でも多くの図を見て考えて生きよう。
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