自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
ブルース・スプリングスティーン ワシントンD.C. 1974.3.3.
前回と同じく「ボーン・トゥ・ラン」発表前のライブを聴いた。
この頃のライブはあまり難しいことを考えず素直に楽しめる。
「SPIRIT IN THE NIGHT」ではやわらかい雰囲気で会場にSPIRIT、聖霊が舞っているような雰囲気を感じた。
この曲は後のダークネス・ツアーでスプリングスティーンが客席に入りながら歌うのだけれど、
この時期のライブの方がノリがあって好きだ。
そして「E STREET SHUFFLE」に何とも楽なルースな気持ちになった。
「SANDY」が始まると良い時間が流れていると感じた。
イノセントな時代だったのかもしれない。
今読んでいるスプリングスティーンの伝記に、
後にスプリングスティーンのアルバムをプロデュースすることになるジョン・ランドーが、
この時期のスプリングスティーンのライブを観た時の記事が紹介されていた。
有名な一節「私はロックン・ロールの未来を見た。その名はブルース・スプリングスティーン」
の前後の文章には彼がスプリングスティーンのライブを観た時の心境が書かれている。
「僕が若い気分でいることが必要だった夜に、彼はまるで僕がはじめて音楽を聴いた時のような気分にさせてくれた」
このジョン・ランドーのように僕は新鮮なわくわくする気持ちになれた。
「KITTY'S BACK」が僕はすごく好きだ。
「FOR YOU」で深く自分を考える。
そして最後に「ROSALITA」
凄いノリだ。
僕はこの曲でのドラムス、ビィンセント・ロペスが好きだ。
今のEストリート・バンドのドラマー、マックス・ワインバーグの力強いドラムスも良いけれど、
ロペスの自由に叩くドラムスが特に「ROSALITA」ですごく良く感じる。
ライブを聴き終わって、新しいエネルギーをもらえたと感じた。
ライブを楽しんだ。
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