自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
起死回生の訪問診療
でも僕にとって大切なことなので書きます。
母のがんは進んでしまい、ホスピスを紹介された。
でもその病院に行くと、どうもホスピスは1か月しか居られないらしい、入って1か月経ってしまうと他の所へ移されてしまうこともあると言われた。
母は最近、急に体力が落ちて来た。僕が毎日見ていてもそうなので明らかに落ちたのだと思う。
そして家の中で転ぶようになった。転んで骨折、寝たきりになり、がん専門のホスピスに入れてもらえなくなるのが僕は恐い。
それなのに母は一日3回転んだ。幸いけがはしなかったけれど。
僕はここまでだと思い、ホスピスに電話した。
夜間だったのに看護婦さんが話を聞いてくれて翌日、先生がいるので外来診察日ではないけれど来ていいですよと言ってくれた。
でも翌朝別の看護婦さんから電話が来て、訪問診療になるので来なくていいですと言われた。
僕もそして母もホスピスに入るつもりでいたのが入れなくてダメージが大きかった。
そして昨日、訪問診察の先生看護婦さんが家に来た。
予定の時間になっても来ないで15分遅れて電話が来て、20分遅れで来た。
女性の先生と看護婦さんが母の様子、僕と母の話をじっくり聞いてくれた。
転んだ場所も見てくれた。
そして家で充分大丈夫ですと先生が言ってくれた。
病院でも家よりは少ないかもしれないけれど転ぶことはある。
家で好きに過ごすのをやめて病院に行ってもそれだけの転ぶリスクを減らす効果はない。と言った。
僕も二人が温かく話してくれるのを聞いているうちに、家で何とかやれそうな、やっていけそうな気がして来た。
おだやかな気持ちになり楽になった。
遅刻してきたのものんびりしていていいとさえ思った。
まだまだホスピスに行くまでには困難がありそうですが、今僕も母も楽になりました。
写真は今日のベランダからの写真。先週あたりから僕が洗濯物を干すことになりました。
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