自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
Bruce Springsteen On Broadway 観戦旅行記 その7 ニューヨークで他人事メソッドを使う
大矢君、ブルース・スプリングスティーンから「Come To Japan 」の画用紙にサインをもらい満足のようです。
いやあよくやった。ブルースが僕に来てくれたからな。
"Where are you from?"
と聞いてくれたのに答えられないで考えて来たメッセージを先にしゃべってしまったな。
"I'm from Japan"
と答えればよかったな。まあ仕方ない。僕にしては上出来だ。セキュリティーの人がブルースに僕たちのことを話してくれたのだろうな。ありがたいな。
大矢君満足してフェイスブックにも書き込んでいます。よかったですね。
どうもwifiが調子悪いな。途中で電源が切れてしまう。
大矢君、ひととおりフェイスブックに伝えて寝ることにしました。
ああ大矢君眠っていますね。いやあ大矢君もたくましくなりました。初めてアメリカに来た時は3日間全然眠れなかったですからね。
すごい進歩です。
大矢君目が覚めたようです。今日のブルース・スプリングスティーンのライブは今回のツアーで一回だけ昼間の公演。午後2時からです。
部屋で寝転がっていようと思ったけれど、せっかくだから今日も入り待ちしよう。
大矢君律義にブルース・スプリングスティーンに会いに行きます。
大矢君、今日も入り待ち最前列をゲット。ブルース達の来るのを待ちます。今日は小雨が降っていますが、大矢君ちゃんと屋根の下のポジションにいます。
ブルースとパティが来ました。ブルース、今日はサングラスをしています。ああ今日は大矢君の反対側の人にだけサインして入ってしまいました。
まあ仕方ない。昨日が良過ぎたからな。
大矢君セキュリティーの人にていねいにお礼を言って会場を離れます。
さて開演までどうしようかな。
大矢君とりあえずスマホを見ます。
あれどうしたのでしょう。
いや困った。ジャンバーのポケットのチャックが生地に引っかかって開かないぞ。
大矢君ポケットに入れたwifiの電源を入れられません。困りましたスマホが使えません。ライブを一緒に観る人に連絡出来ません。
大矢君一生懸命チャックを開けようとしますがひっかかったままで開けられません。さあ困った。
大矢君、周りを見回しています。Tシャツを売っている男性に手伝ってもらいます。
あーダメですね。大矢君 I!m sorry と言ってあきらめます。
店員さんはいそがしいからな。そうだあのおばさんに頼もう。
大矢君、誰でも構わず頼もうとしています。ああやはりダメです。おばさんから"sorry"と言われてしまいました。
もうライブ会場前では行列が出来て入場が始まるようです。さあ困った。
大矢君、今度は体格のデカイ男性を見つけました。頼んでいます。あの人ならかなり力がありそうです。
一緒にチャックを引っ張っています。開きません。もう一度。やっぱり開きません。完全にチャックが生地を食い込んでしまっています。
大矢君万事休すか。
仕方ないポケットを切ってしまおう。あそこの店に行って店員さんにハサミを貸してもらおう。
大矢君、コンビニみたいな店に入り若い女性の店員さんにポケットを見せて話しています。店員さんカッターナイフを取り出して開けようとしてくれます。ありがたいですね。でも食い込んでしまって開きません。大矢君"I'll cut it"と言ってポケットを切り刻んでしまうつもりです。しょうがないですねえ。
でも店員さん待ってと言ってチャックの食い込んでいる生地を少しずつカッターナイフで切っていきます。大矢君涙目です。お願いするしかありません。
あっ動きました。開きそうです。あっ開きました。
Thank You so much!!!Thank You,Thank You!!!
大矢君何度も頭を下げて感謝です。
あ~でも大矢君、口だけで何も買わずに帰って来てしまいました。何かお礼に買わないとお。
大矢君やっとwifiの電源を入れてスマホのLINEで相手にメッセージを入れます。
「ライブ会場に先に入ります」
いやあよかったですね。大矢君、行列の後ろに着いて会場に入りました。
スマホには「後から行きます」と相手からメッセージが来ました。
大矢君、座席に着きます。
いやあステージに近くていいな。予想以上に近いぞ。
あ相手の方も来ました。
「ありがとうございます」「本当にいい席ですね」
ブロードウェイの劇場でのライブ。大矢君やっと来れました。
さあじっくり楽しんでください。
次回は最終回。ライブレポートです。
続く
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