Kおばちゃんのつぶやき

日々徒然に思うことの備忘録

苦悩する作曲家たち(ウイーン)

2011-09-17 21:59:11 | オーストリア
ここのところ暑いのと忙しいのでおサボリ。
昨日はきし麺の町に出稼ぎだったのだが・・食事つきだったので思うようにB級グルメを堪能できなくて残念。

地方巡業の楽しみは『食』ではあるけど、お仕着せではなくて自分で選ぶ楽しみがあっておそ楽しいのでしてね。
好きなものを選べる楽しさ・・これってたぶんkおばちゃんお子ちゃまのころのトラウマかも。
食事制限の厳しい病気だったので、食べたいものを食べることのできる楽しみを奪われてた反動かもしれません。
たとえカップめんであってもね。自分で選べるって楽しいですね。


○5月1日(日)

王宮博物館の古音楽楽器コレクションSammlung alter Musikinstrumenteの常設展ではない特別展示もなかなか興味深いです。

19世紀のウイーンの音楽華やかなりしころの様子がわかります。
当時ウイーンにいた作曲家たちでしょうね。彼らの楽譜の元譜の展示もあります。



こちらはあのベートーヴェン氏のバイオリン協奏曲Konzert für Violine und Orchester D-Dur op. 61 von Ludwig van Beethovenの譜面ようです。


で、こちらは・・当時ウイーンの音楽界でたいそうな地位にあったヘルメスベルガーJosef Hellmesberger氏のベートーヴェンのバイオリン協奏曲のスケッチだそうです。



つまりヘルメスベルガー氏にも評価されたということでしょうね。

こちらはベートーヴェンの弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 作品130 Streichquartett Nr. 13 B-Dur op. 130


シュパンツィヒ四重奏団Streichquartettよって初演されたようです。


それにしてもベートーベンの苦悩の後もわかりますが・・これを読みといて出版するのも大変そうですよね。

こちらもベートーヴェンの作品。ヘンデルのオラトリオ『ユダス・マカベウス』の主題によるピアノとチェロのための変奏曲Variationen für Klavier und Violoncello Zwölf Variationen über ein Thema aus Händels Oratorium „Judas Maccabäus“



こちらはあの有名なブラームスのバイオリン協奏曲のカデンツァ。


ヨーゼフ・ヨアヒム Joseph Joachimの手になるものですって。

これはそのヨハネス・ブラームスJohannes Brahmsのチェロソナタ第2番 ヘ長調 作品99 Sonate für Violoncello und Klavier Nr. 2 F-Dur op. 99 (1886)


こちらの作曲でも彼は、このように苦悩したのですね。


そしてこちらは冒頭の画像でもある楽譜。


これもブラームスの手になる作品。ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102 Doppelkonzert a-Moll für Violine, Violoncello und Orchester op. 102だそうです。

細かい曲想の解釈ははkおばちゃんにはわかりませんが・・すんなりと作曲された曲ばかりではないことがわかった興味深い展示でした。
コメント
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