かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『狼の不安を背負う』

2015-05-21 22:56:09 | 片手袋研究発表

先日放送された『ワケあり!レッドゾーン』。その中で片手袋探しに行った際の模様が流れていました。沢山の片手袋に出会えたロケでしたが、非常に面白いパターンで番組でも取り上げられていたけどちょっと伝わりづらいのがあったので、今日はそれについて説明したいと思います。

具体的にはこれです。

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分かりづらいですが右が片手袋、左が両手袋だったのです。実はこのパターン、たまに出会う事があるんです。

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これなんかもそうですね。左がゴム手袋類の両手袋、右が軽作業類の片手袋です。

これ、片手袋からしてみたら、すぐ隣に揃いで仲良くやってる両手袋がいる訳です。マッチ売りの少女が窓越しに楽しそうな家族の団欒を覗いているような、そんな寂しさを感じてしまいます。

放置型だけでなく、介入型にもこのパターンは存在します。

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拾われている分まだ放置型よりは寂しさが薄れますが、それでも可愛そうな感じは拭いきれませんよね?

ちょっと違うんですが、こんなパターンもあります。

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片手袋同士が必死に支えあっていたり、付かず離れずの関係で一緒にいたり。これなんかは片手袋になっても良い相棒が見付けられたようで、何故か寂しさはあまり感じられません。

冒頭の例も、

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「両手袋を羨んでいる」とも取れるし、「馴れ合いに背を向けて一人で生きていく事を決意した」という力強さにも取れるかもしれません。

「取れるかもしれません」って、一体私は何を言ってるんだか自分でも分かりませんが。