かたてブログ

片手袋研究家、石井公二による研究活動報告。

『3m下にある片手袋』

2017-03-20 23:16:39 | 写真

今日、とある駅の前で待ち合わせをしていた。相手が来るまでボーっとしていたのだが、駅前の景色を眺めていて何かオーラを感じた。

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このような感じ。地面から底上げされて建てられた駅舎と外の道路にある隙間。

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※反対から見た感じ

放り投げられたたばこの吸い殻や空き缶、ビニール傘が散乱している雑多な風景。しかし僕は直感した。

「この散乱したゴミの中に片手袋がある筈!」

駅から出て鞄から出した手袋を歩きながら装着…の最中に誤って下に落としてしまった人が絶対にいる筈だ。待ち人はまだ来ないので、下を覗き込んでみる。

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「あ!」

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「やっぱりあった!」

ファー付きの高そうな片手袋。直感は正しかった。横に移動しながら、なおも観察を続ける。

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画像では分かり辛いが、二つも片手袋が落ちている。しかも、どれもファッション類。これは捨てられたのではなく、やはり誰かが誤って落としてしまったのだろう。

当然下に降りていって撮影する事も考えたが、

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立ち入り禁止のフェンスが設けられ、それは出来なかった。しかし片手袋がある、という直感が正しく働いた事に気を良くした僕は、待ち人が既に到着している事にすら気付かないのであった。