先日、有楽町で伝説の台湾映画『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を見てきました。映画の内容は公式サイトを見て頂くとして、この映画、上映時間が四時間なんですね。しかも休憩も無しというガチンコ興行!
でも飽きるどころか、一瞬たりとも無駄なカットがない恐ろしいほどの傑作でした。長年再公開を待ち望んでいた甲斐がありましたよ。
六時半から始まって、終わったのが十時半。カレーを食べて駅に向かえば、周りはもうほろ酔いの方達ばかり。そこに現れたあいつ。
四時間座りっぱなしだったので持病の腰痛が悪化していたのですが、何とか腰をかがめて撮りました。
思えば『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』には、印象的な夜のシーンが多数ありました。主人公の少年が懐中電灯を常に持っていて、闇に向けて光を投影するのです。それは行き場のない子供達が進むべき道を示す唯一の光だし、映画そのものの象徴でもありました。
夜の有楽町。賑わう人々の中で一人だけの僕に、道を示してくれる片手袋。
片手袋は僕にとっての懐中電灯だ!