娘と話をしていて、アメリカに行ったときに、食事の注文がやたら面倒くさかったことを思い出した。
ホテルのバイキングでオムレツをひとりひとりに焼いてくれたのだが、入れるものがやたら多く、野菜やチーズも数種類あって、あれとこれとと注文したりした。ファーストフードのお店も、何を入れるか、あれかこれかと聞いてくるので、とにかく面倒だなあと思ったことだった。
たべるものにも、好みや気分を大事にしているし、多民族国家ならではの、一人ひとりへの対応が求められているのだろう。
しかし、この決める・・ということは、実はとても大事なことなのではないかと思う。
自分の気持ちを大事にしないと、自分の決断ができないのではないか。
日本はメニューにさまざまな写真があり、セットメニューで決まっていることが多いようにも思う。
それはそれで楽なのだが、選択数が少ないので、そんなに悩まないし、決めるのも簡単である。
選択肢が多くあり、その中から自分の二=ズにぴたっとくるものを選ぶことができたら、それを豊かな社会というのではないかと思う。
自分で、自分の気持ちに合ったものを選べること、決断をしていくことを、小さい時からできるようになることが、とても大事なのではないかと思ったことだった。