加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

演劇鑑賞会例会

2012-05-24 22:20:46 | Weblog

こまつ座 井上ひさし作 「闇にさく花」をみてきた。 秋田出身の藤本喜久子さんがでていた。

舞台には神社があり、戦後の・・闇米や戦死、残された未亡人、死んだと思っていた息子の帰還、人々のくらし・・。

悲劇と喜劇がまじった劇。悲喜劇というのかな。

神主の息子で、(実は境内に捨てられていた男の子)が野球がすきで、川上哲治とか、当時の野球人もセリフの中に出てくるのだが、その息子がグアムで捕虜になり、ようやく父の元に帰ってきたと思ったら、現地で村の人に野球ボールをぶつけてしまったことを理由に、C級戦犯として逮捕される。

むかし、小林正樹の映画 「東京裁判」を見たころ、巣鴨プリズンや澤地久枝が書いた、B級C級の戦犯に関する本を読んでいたことがある。

劇中、お上が白といえば白。青と言えば青・・ということば。 他にもさまざま・・ないいセリフがあった。

過去をわすれではいけない。あの戦争をわすれてはいけない。・・・そう思った。