風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

地方暮らしも捨てたものじゃない

2015-05-15 | 田舎暮らし


 カミさんがこの世を去って5ヶ月になる。少しずつ僕も精神的に落ち着きを取り戻し、日々の生活の流れに身を委ねて愉しむ余裕も出てきた。
 自分で買い物に出かける機会も増えてきた。この前、東京・杉並区に暮らす娘のところに行ったとき、近くのスーパーで買い物をすると東京で売られている食料品が岡山と比べてかなり高いことに驚いた。東京暮らしは楽ではないはず。ただ地方と比べて生計費以上に高い収入を得れるから東京暮らしが成り立つのだろう。岡山にかえっておいでと娘を誘っても、柳に風、笑顔でいなされるばかりだ。僕には理解できない魅力が都会には潜んでいるのかもしれない。
 リタイアしたら東京を離れて、生計費の安い地方に移住する決断もアリじゃないかと思う。地方では味わえない東京固有の文化的な刺激もネット社会ではリアルタイムに得れるし、高齢者には自然環境が豊かで生活費が安くてすむ地方暮らしは捨てたものじゃない。
 僕のように地方に長く暮らしていると、リタイア後の年金暮らしになっても生活に大きな変化はなさそうだ。ほどほどの収入を得て、ほどほどの生活を続ける暮らしをこれからもこの地で一人愉しんでいこう。