娘と散歩の途中、キツネと遭遇した。キツネは鳥を追いかけていた。緑の草原を走り抜けるキツネは、何度か立ち止まって僕たちを振り返り、カメラを向ける間もなしに消えてしまった。
娘が、北海道みたい、と感嘆。テレビドラマ「北の国から」の映像みたいだった。僕もまさか蒜山でキツネに出会えるとは思ってもみなかったので、心が躍った。自然豊かでワイルドな土地だ。
山の友達から今年も立派なイチゴがたくさん届いた。口に入れるのが惜しい。一粒一粒が芸術品のように美しい。
食べたくなる気持ちをグッと抑えて、娘としみじみ眺めて楽しんだあと、さっと蓋をした。
菜の花のチャーハン。ひたひたと訪れる春を感じた日曜日のお昼ご飯。