暖ったかい朝だ。温度計を見て、氷点下ではないというだけで、こりゃあ、暖かい、と感じる感性は田舎暮らしに馴染んできた証しかなあ。
水はまだ出ない。修理を依頼している地元の水道屋さんの話では、井戸水の水中ポンプの手配がまだできていないとのこと。この個人経営の親父さんは、のんびりとしていて、電話を通して感じる様子では、思いのほか、時間がかかっていることに何の焦りもなさそうだ。田舎時間では普通のことなのかもしれない。
僕も田舎時間に合わせて、慌てず、焦らず、腰を据えて水の修理を待つことにしよう。
水道の蛇口から水の出ない暮らしにも慣れてきた。運び込んだ6個のポリタンクの水で何とか週末の山小屋暮らしを乗り切っている。水を多く消費するのはトイレだ。水洗トイレの快適性が併せ持つリスクと言える。
水が出ないのでお風呂がわりに毎日近くの温泉に出かけている。昨日は越境して鳥取県の関金温泉まで足を伸ばした。蒜山から犬挟トンネルを一走り。思いのほか近い距離だった。
久しぶりに関金温泉の湯に浸かったけど、泉質のいい温泉だなあと改めて感じた。今日も家に戻るとき、寄り道して関金温泉の湯に浸かろうと思っている。