風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

水のありがたみ

2021-03-15 | 健康

 水の出ない山小屋から、蛇口をひねれば水がジャブジャブ出る我が家に戻った。不自由な暮らしから解放されたことで、水がふんだんに出る生活のありがたみをひしひしと感じる。

 山小屋の井戸の水中ポンプはまだ修理のメドが立っていない。まだ当分の間、我が家から水道水を詰めた6個の灯油用のポリタンクを山小屋に運び込み、生活用水として使う不自由な生活をしなくてはいけない。

 目一杯、水を入れた6個のポリタンクの水量は100リットルを超えている。毎週、土日の山小屋暮らしをしてわかったことは、その水量がちょうど二日間の生活を賄う水量ということだ。

 炊事や洗面に使う水の量はタカが知れている。一番消費するのはトイレだ。使用するたび、トイレのタンクに水を流し込む。タンクを満水にする手作業は面倒だけど、もう慣れた。娘も不平の一言もこぼさず、満水にする手作業をしている。

 タンクのレバーをひねると惜しげもなく水が流れ去り、水を注ぎ込んだ苦労が報われたような報われなかったような複雑な気持ちになる。

 おかげで水のありがたみに感謝する心を教えていただいている気がする。