風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

OUTWARD

2021-03-10 | 健康

 モンベル社から送られてきた季刊誌OUTWARDを読む。

 第10回モンベル・チャレンジ・アワードの受賞記念対談が面白い。モンベル代表の辰野勇さんが受賞者の冒険家、関口裕樹さんと語り合う冒険談。この狭い地球上で冒険できるフィールドが年々少なくなってきたと感じているけど、なんのなんの、まだまだ冒険のフィールドは尽きることがなさようだ。関口さんの次の冒険は冬に全面凍結するバイカル湖をソリを曳いて徒歩で縦断する計画だ。

 こんな生き生きと熱く冒険を語る若者が日本にいることが嬉しい。

 毎号、この小冊子で一番楽しみにしているコラムは社主辰野勇さんの「軌跡」だ。文末の一行が胸を打った。

 「あきらめず、愚直に、描いた「夢」に向かって、一歩一歩、歩み続けることこそが、悔いなく終える人生をまっとうする道と私は信じる」

 いくつになっても、でっかい「夢」を持って、その「夢」を追いかけたいなあ。辰野勇さんに倣って。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スタッフバッグ

2021-03-09 | 大自然

 アウトドア月刊誌「BE-PAL」4月号が届いた。付録の紙箱を開けるとスタッフバッグが出てきた。

 Haglöfsとプリントされた真っ黒なスタッフバッグで、容量はかなり大きい。スタッフバッグとして山で使う機会はここしばらくなさそうなので、エコバッグとして買い物の時に使ってみよう。

 長い間、山らしい山はもちろん、里山さえ一切登らず、「歌を忘れたカナリア」状態が続いている。こんなことは20歳の頃から一度もなかったことだ。

 そろそろ自ら課した山の禁足令を解き、一歩踏み出してみようかなあ。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勝山のひな祭り

2021-03-08 | 田舎暮らし

 蒜山の山小屋を出て、関金温泉まで足を伸ばし、湯に浸かった後、勝山まで下った。ちょうど勝山でひな祭りをしていた。最終日の日曜日、散歩がてら立ち寄ることにした。

 臨時駐車場に車を停めて、旭川の清流に架かる橋の上から白壁と石垣の風景を眺める。何度見ても新鮮な感動を呼び覚ましてくれる美しい光景だ。

 街並み保存地区の通りに出ると観光客の往来で賑わっていた。店先に並べられたお雛様を眺めながらぶらぶらと散歩する。

 勝山はのれんの町だ。斬新なデザインの暖簾を眺めて歩くのも楽しい。暖簾を見れば、そのお家の商いが分かるから面白い。

 水量豊富な水に恵まれた町なので、町のあちこちを流れる水を眺めるだけでも清涼な気分になる。

 ちょうど土曜日の夜、寅さんの48作目『男はつらいよ』シリーズ最終作をテレビで観たばかりだったので、昨日、ここが映っていたと喜ぶ娘。寅さんの最終作ではこの勝山の地も映画のロケ地になっていた。

 お雛様は新旧さまざまあって、どれも趣きがあってすばらしい。お雛の表情は見飽きることはない。そして、この勝山の落ち着きのある街並みがお雛を引き立てている。

 ぶらぶら散歩を堪能してから勝山を後に、我が家に向けて車を走らせた。 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関金温泉の湯

2021-03-07 | 田舎暮らし
 
 
 暖ったかい朝だ。温度計を見て、氷点下ではないというだけで、こりゃあ、暖かい、と感じる感性は田舎暮らしに馴染んできた証しかなあ。
 水はまだ出ない。修理を依頼している地元の水道屋さんの話では、井戸水の水中ポンプの手配がまだできていないとのこと。この個人経営の親父さんは、のんびりとしていて、電話を通して感じる様子では、思いのほか、時間がかかっていることに何の焦りもなさそうだ。田舎時間では普通のことなのかもしれない。

 
 僕も田舎時間に合わせて、慌てず、焦らず、腰を据えて水の修理を待つことにしよう。
 水道の蛇口から水の出ない暮らしにも慣れてきた。運び込んだ6個のポリタンクの水で何とか週末の山小屋暮らしを乗り切っている。水を多く消費するのはトイレだ。水洗トイレの快適性が併せ持つリスクと言える。

 
 水が出ないのでお風呂がわりに毎日近くの温泉に出かけている。昨日は越境して鳥取県の関金温泉まで足を伸ばした。蒜山から犬挟トンネルを一走り。思いのほか近い距離だった。
 久しぶりに関金温泉の湯に浸かったけど、泉質のいい温泉だなあと改めて感じた。今日も家に戻るとき、寄り道して関金温泉の湯に浸かろうと思っている。



 
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小浜から届く

2021-03-05 | 健康

 金曜日の朝だ。気持ちのいい朝の空気を胸いっぱい吸い込んだ。すっかり春だ。

 ふるさと納税のお米が若狭の小浜市から届いた。お米農家の心温まるメッセージとともに小浜の観光パンフレットが同封されていた。パラパラとパンフレットを眺めて、小浜路を旅する気分を味わう。

 毎年、ふるさと納税でいろんな土地の産品を味わっているけど、同時にしばらくの間、その土地と繋がった気分に浸れるのが楽しい。旅でその土地を訪れる空想にふける。今のコロナ禍ではどこへも旅することはできないけど、すっかり収まったらのんびりと遠くまで旅をしてみたいなあ。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アートの力

2021-03-04 | 健康

 今朝、ラジオ深夜便「明日へのことば」でホスピタルアーティスト高橋雅子さんの話を聴いた。病院内の壁などに絵を描く活動から始まり、被災地の子供たちにも活動範囲を広げてアート活動で支援されておられる。心の応援だ。

 気持ちのいい絵で包まれた院内の光景って、想像しただけでも楽しい。

 アートの支援で患者さんや職員の人たちの心の色を塗り変えていく活動ってすばらしいと思う。アートの力ってすごいなあ。病院自体、無彩色で重く沈んだ空気が流れているものなので、明るいアートは心のケアにつながりやすい環境なのだろう。

 その後、高橋雅子さんは東北の被災地へも活動範囲を広げられる。被災地の応援活動を10年間は続けないといけないという思いから、仕事の本拠地を東京から仙台に移されたというからすごい決断力の人だ。病気の中も被災で沈んだ空気の町もアートで人々を元気づける活動を続けておられる。

 今は障害を持った人が通ってこれる居場所づくりに取り組んでおられるのだとか。仮設住宅をアートで包んだり、アートの支援活動は限りなく続く。町に明るさと安心感をもたらし、人々に自信を取り戻すアートの力ってすごい。経済活動の支援も大事だけど、アート活動の支援も大切なんだなあ。 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キツネと遭遇

2021-03-03 | 大自然

 娘と散歩の途中、キツネと遭遇した。キツネは鳥を追いかけていた。緑の草原を走り抜けるキツネは、何度か立ち止まって僕たちを振り返り、カメラを向ける間もなしに消えてしまった。

 娘が、北海道みたい、と感嘆。テレビドラマ「北の国から」の映像みたいだった。僕もまさか蒜山でキツネに出会えるとは思ってもみなかったので、心が躍った。自然豊かでワイルドな土地だ。

 山の友達から今年も立派なイチゴがたくさん届いた。口に入れるのが惜しい。一粒一粒が芸術品のように美しい。

 食べたくなる気持ちをグッと抑えて、娘としみじみ眺めて楽しんだあと、さっと蓋をした。

 菜の花のチャーハン。ひたひたと訪れる春を感じた日曜日のお昼ご飯。

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水に感謝 水の神様

2021-03-01 | 健康

 今日から3月だ。山小屋の井戸水ポンプはまだ修復できていないので、不自由な週末の暮らしが続いている。

 新たに購入した灯油タンク6個を水で満タンにして家から遠路蒜山まで運び込んだ。まるで水道のインフラがない、水場まで水汲みに行かないといけない僻地の暮らしと同じだ。洗いものをするときは二人掛かりで、水を出す人と洗い流す人の役割分担しないと洗いものさえ満足にできない。

 昨日の夕方、家に戻った。夕食の準備のため水道水を出しながら、こんなにふんだんにお湯が出る暮らしって本当にありがたいなあ、と娘がぽつり。水に不自由する暮らしを経験できたからこその気付きだ。

 心から水に感謝する機会を与えてくれた水の神様、ありがとう。

 水には不自由するけど、散歩には不自由しない。毎日、歩くコースをかえながら気ままに散歩する。ハナは道草をし放題だ。 

 そして毎日、お風呂代わりの温泉巡りだ。土曜日は郷緑温泉の郷緑館に行った。秘湯の雰囲気が香る湯宿だった。おばあちゃんに30分間の貸切だからと説明を受ける。そのとき、湯船が一箇所しかないことを初めて知り、仕方なく娘と順番に入ることにした。泉質は柔らかくてなかなかいい温泉だった。一人静かに秘湯の湯に浸かることができた。

 こんな秘湯を楽しむ機会を与えてくれたのは水の神様の思し召しだ。ありがとう。

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする