森林セラーピー基地トレッキングイベントのバリエーション踏査の目的もあり、要害岳~高嶽~内藤隆春墓所
へと歩いてみた。要害岳~高嶽間はゆっくり歩きで約1時間、往復では2時間程度プラスする必要がある。
もっともイベントではコースタイムを1.5~2倍程度みないといけないので、現在の参加者レベルでは
やや健脚者向けのコースと言える。となると健脚者定などの条件を付ける必要がある。
要害岳~高嶽間は倒木により登山道が遮断されていたり、登山道がイノシシのえさ場で荒らされていたり、
登山道とけもの道が交錯していたりするが、要所にある赤テープ目印を見逃さないようにすれば、迷うことも
ないだろう。
高嶽に向かう尾根道では前方20mぐらいで成獣のイノシシに遭遇したが、イノシシが私の存在に気づき、
あっという間に逃走したので、カメラに収める余裕は無かった。
コースタイム 昌福寺P(10:05)→尾根分岐(10:25)→要害岳山頂(11:05~11:10)→石杭(11:20)→
高嶽(12:05~12:10)→石杭(12:55~13:05)→内藤隆春墓所(14:00)→昌福寺P(14:30)
小休止を含む行動時間 4時間25分 歩行距離 6.8km
注意)石杭分岐から内藤隆春墓所間は明確なルートは無く、一部は腰以上もあるシダヤブです。
余程のヤブ漕ぎ好き以外の方は立ち入らないで下さい(テープ目印など一切ありません)。
先のトレッキングイベント下見で整地した要害岳山頂広場はイノシシに荒らされずきれいなままだ。
要害岳山頂から東方面を望めば、文殊岳、千石岳、最奥には金峰山の双耳のピークなどが望める。
高嶽の東、西のそれぞれのピークには石祠が設置してある。以前は仏像などが祀られていたかも知れないが、
現在では囲いのみが残されている。山そのものが御神体というとこならば、仏像など不要ということだが?
倒木やヤブを乗り越え下った所には内藤隆春の墓所がある。菩提寺は澄月院だったが、明治初年に
伏野の昌福寺に合併されたので、現在の菩提寺は今回の登山口にある昌福寺ということになる。
昌福寺前の梅林では、このところの陽気に誘われ梅の花が一輪のみ開花していた。
今日は野生味とルートファインディングの楽しさを、ちょこっと味わえた里山歩きだった。
約4時間半の里山歩きだったが、登山開始から歩き終えるまで口にしたのは、口を湿らす程度に麦茶を
飲んだぐらいだった(20~30cc程度)。この時期の里山歩きは汗もかかずに楽に歩けるため、
エネルギー消費も少ないのだろう。もちろん下山してからは食事や水分など帳尻を合わせた。