コンサルタントバンク コンサルタント(プロ・希望者)+ 士業の異業種交流会

コンサルタントバンクは、コンサルタントや士業の先生方の異業種交流会で、無料で登録できる組織です。関連情報をお届けします。

【心 de 経営】『書話力』を高める 7112 〃話のネタ〃を収集するときに気をつけること

2025-01-16 12:21:00 | 【専門業】 プロの表現力

  【心 de 経営】『書話力』を高める 7112 〃話のネタ〃を収集するときに気をつけること 


 私には、「正しい日本語」とはなにか、というようなことを書いていくだけのバックグラウンドがあるわけではありません。一方で、人前でお話をする機会が多々あります。少しでも「美しい日本語ですね」と言われるような言い方をしたいと平素からこころがけています。
 経営コンサルタント歴半世紀の経験から体得した『書話力』を皆さんとわかちたいと考え、図々しくここにご紹介します。あまりにも「あたり前」すぎて、笑われてしまうかも知れませんが、「あたり前のことが、あたり前にできる」という心情から、お節介焼き精神でお届けします。
■【あたりまえ経営のすすめ】3 すべてのビジネスパーソンがめざす一歩上の発想とスキル
  時代に即したスキルを磨きながら、業務に活かし、自分の更なる成長に繋げるにはどうしたらよいのでしょうか。その方法は、多岐にわたると思います。
 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズの第三章として、経営コンサルタントという仕事を通して、感じてきたことを、ビジネスパーソンに共通する面を中心にお話しています。
■3-710 〃話のネタ〃 テーマ・話材の選び方

 「日本人は、議論に弱い」「日本人は、論理的な話し方ができない」などとしばしば言われます。かくいう私も、そう言われる人間のひとりです。
 しかし、経営コンサルタントという仕事を半世紀も続けているうちに、それでは通じず、次第に、私なりの話し方やビジネスの仕方が、不充分ながら身についてきたように思えます。話すだけではなく、書くことにも共通する「表現力」というスキルがビジネスパーソンには不可欠です。「書く力」「話す力」をあわせて『書話の力』といい、表現力というスキルの一翼を担わせています。
 この体験は、当ブログ「【小説】竹根好助の経営コンサルタント起業」としてもお届けしています。
 
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950
■7112 〃話のネタ〃を収集するときに気をつけること
 話し上手な人に共通することの一つが、「情報通」であることでしょう。
 「情報通」な人というのは、情報を座して待っているわけではありません。〃話のネタ〃というのは、向こうからやってきてくれるようでいて、情報過多の時代には、どれが〃話のネタ〃なのかの選別が不可欠です。選別と共に、管理が重要です。
 情報の管理については、別項をご参照いただくこととし、ここでは、情報収集の際に注意すべきことについて触れておきたいと思います。
 情報を収集するときに、配慮しておきますと、情報選別、すなわちフィルタリングも、不充分ながら自然とできてしまいます。
 情報収集にあたって私がもっとも重視していることは「事実」かどうかということです。とりわけ、昨今のようにネット情報が氾濫している時代には、「ファイクニュース」に属する偽情報が多いということです。入手した情報は、情報源が確かかどうかということです。
 基本的には、統計データのような「一次情報」は信頼してもよいでしょう。ただし、調査方法に偏りがないデータかどうかということには注意が必要です。たとえば、ネットを使って収集した情報をもとに分析した場合には、ネット利用者に偏りがあることを認識しなければなりません。人口比率的には高い高齢者は、ネット利用率が他の年代よりも低いですので、高齢者の意見や考え方の比率が低いことを前提に判断しないと失敗しか寝ません。
 TVの情報番組や新聞などは一般的には信頼できると考えます。NHKが発信した情報だからといいましても、必ずしも信頼できるとは限りませんが、例外を除けば信頼できると思います。しかし、これは一次情報ではなく、「二次情報」です。二次情報は、一次情報に比べて信頼性が落ちてしまうのが通常です。
 その観点からも「事実」に固執するためには、できる限り、「ウラを取る」とるようにしましょう。刑事物ドラマで「現場百遍、ウラを取れ」などと放映されますが、「事実=信頼できる情報」は、このような手間が不可欠です。精度を求められる目的の場合には、情報のウラを取るように最大限の努力をすることをお薦めしています。
 しかし、ウラの取り方に注意が必要です。「正常性バイアス」や「ハロー効果」などに注意が必要です。
 「あの人は博識だから」という思い込みで、その人からの情報は100%信頼できると思い込まないことです。「博識な人」のいうことで正常性バイアスやハロー効果がかかってしまい、信頼してしまいがちです。
 ちなみに、『正常性バイアス』とは、「自分にとって都合の悪い情報を無視したり過小評価したりして、自分に都合良く判断すること(【Wikipedia】)」です。
 また、『ハロー効果』とは、「ある対象を評価する時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる(認知バイアス)現象のこと(【Wikipedia】)」のことをいいます。

 事実に基づいているということは、出処が明確であると考えて良いでしょう。そのため、論理的にも理解ができ、納得できるでしょう。論理的というのは、内容に矛盾がなく、偏りや偏見が含まれていないことが不可欠です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◆【お節介焼き情報】 社員研... | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

【専門業】 プロの表現力」カテゴリの最新記事